トランプ前大統領、刑事被告人として出廷 疲れた表情も

2024/04/16 に公開
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ニューヨーク市内の裁判所で15日、ドナルド・トランプ前米大統領が不倫相手に「口止め料」を払ったことについて業務記録に虚偽の記載をしたとされる事件の初公判が開かれ、前大統領が被告として出廷した。アメリカの大統領経験者が刑事裁判の被告人になるのは、史上初めて。


起訴状によると、トランプ前大統領は2016年大統領選の最中に、かつて不倫関係にあったとされる元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(本名ステファニー・クリフォード)氏に13万ドル(約2千万円)の「口止め料」を支払うよう、当時の顧問弁護士マイケル・コーエン氏に指示し、これを隠すために業務記録に虚偽の記載をした。


コーエン氏はこの事件に関連しすでに連邦議会への偽証、選挙資金法違反などの罪で有罪となり、服役した。


検察側は、口止め料を払いその事実を業務記録で隠したのは、2016年大統領選に「違法な影響」を与えるためだったと主張している。


トランプ前大統領は無実を主張している。


法廷での前大統領は疲れた表情で、うとうとと眠ってしまったように見える瞬間もあったという。


裁判所の外では、「彼を刑務所に入れるなら、私たちが銃を手にして内戦を始める」と力説するトランプ支持者たちが集まった一方、「もうとっくの昔に刑務所に入れるべきだった」とトランプ氏を批判する人たちもいた。


ニューヨークからBBCのサラ・スミス北米編集長が報告する。


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