奈良時代の「内閣官房」? 平城宮跡で最大規模の建物跡

2019/09/27 に公開
視聴回数 1,269
0
0
奈良市の特別史跡、平城宮跡(8世紀)で、奈良時代のトップクラスの中央官庁とみられる大型建物跡がみつかった。奈良文化財研究所(奈文研)が9月26日発表した。天皇が重要儀式で出御するなど宮殿内の中枢だった大極殿や朝堂に次ぎ、平城宮跡で出土した最大規模の建物跡とされる。律令制度下で政務全般を担い、行政の最高機関とされた太政官の建物跡の可能性が高く、古代の中央官庁の配置の移り変わりを探る重要な発見として注目される。