国立天文台 三鷹・星と宇宙の日2019 講演2 「すばるとアルマで探る惑星系形成研究の最前線」

2019/10/26 に公開
視聴回数 8,082
0
0
国立天文台 三鷹・星と宇宙の日2019 講演2
すばるとアルマで探る惑星系形成研究の最前線
深川 美里(国立天文台、総合研究大学院大学 教授)

宇宙には、わたしたちの太陽系をはじめとする、様々な惑星系が存在します。そして、それらの惑星系がどのように誕生するのかを突きとめようとする研究が盛んに行われています。惑星系は、生まれたばかりの星をとりまくガスと塵の円盤の中で誕生すると考えられています。そこで、観測には円盤の構造を細かく見分ける能力、つまり高い解像度が必要となります。すばる望遠鏡はその大口径と技術的な工夫によって、いち早く高い解像度を実現しました。その結果、円盤の詳しい構造が明らかになり、惑星誕生との関連が議論されています。また、すばるの成果をもとに、アルマ望遠鏡での研究も進み、これまで理論的に考えられてきた惑星系誕生シナリオの見直しが進みつつあります。
講演では、すばるからアルマへの研究のつながりと、現在、惑星系の誕生について天文観測からどこまでわかっているのかを紹介します。

※この配信は、機材などの都合により予告なく中止・中断・変更をすることがございます。あらかじめご了承ください。