この曲を亡くなられたPANTAさんに捧げます。
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私のことを好きだと云った
その唇を見るともなく眺めていた頃のことを覚えている
膨らみをそっと撫でるその手は 震えていた
塔は傾き 地面が割れる
愛と希望とか 絶望と殺戮とかにまみれて
遠い国で誰かを殺しにゆこう
私はといえば この界隈で 牛の乳でもしぼる(搾る)みたいに性器をもてあそんでいるという
into the cloud 9
into the cloud 9
この愛が終わる前に
入江に迷い込んだ鯨が
膨らんだ腹を浮かべている
ガスと汚物で充満したそのお腹を ナイフで引き裂こう
幾千ものベイビィが口々に叫ぶ
もっと生きたかった 早くあの世に返してよ
高く螺旋を描いて上っていく先に なんにもみえない みたくない
ドローンが飛び 対空砲火で鼓膜がやられた
脳漿が飛んで どぅと倒れる前に ミサイルのボタンを押そうか
それとも 地震を起こす魔法の杖を にょいん(女陰)のような割れ目に突き刺そかぁ
into the cloud 9
into the cloud 9
この夜が明ける前に
夏休みが終わった後
誰かが机の上に花束を置いた
昼休みにはそれはゴミ箱の中に
何かを忘れて 何かを忘れて生きていく
だから僕は君に会いたい
だから僕は君に会いたい
into the cloud 9
into the cloud 9
この愛が終わる前に