コロナ後遺症、血液中の特定のたんぱく質が原因か 将来の治療に期待=英研究

2024/04/10 に公開
視聴回数 18,455
0
0
新型コロナウイルスに感染後、疲労や「ブレイン・フォグ」(脳の霧、頭に霧がかかったようにぼんやりとしてしまう症状)などの症状が長引く、いわゆる「Long Covid(長期のコロナ罹患後症状、後遺症)」に罹患している人々の血液中で炎症反応が続いていることが、イギリスで最大規模の研究によって明らかになった。


英インペリアル・コレッジ・ロンドンはこの研究で、COVID-19の重症患者650人以上を調査。


その結果、ある種のたんぱく質が存在すると、病院での治療が必要なほどの重症患者において、倦怠(けんたい)感などの特定の症状リスクが高まることがわかった。


一方、軽症の場合、身体に同じ影響があるかは不明だという。


研究はまだ途中段階だが、この結果が将来の臨床試験を促すかもしれない。


感染後に少なくとも症状が12週間続くコロナ後遺症には、世界中で数百万人が罹患していると考えられている。


BBCのファーガス・ウォルシュ医療編集長が解説する。


BBCニュースサイトの記事はこちら。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cll4njl673go

YouTubeのBBCチャンネル登録はこちらから。http://goo.gl/tYDMwU
BBCニュースの日本語ツイッターはこちらから。https://twitter.com/bbcnewsjapan