公開講座 大学が地域学校へ支援する環境エネルギー教育

2014/11/25 に公開
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2014年11月22日 講師:科学技術学部 石川哲夫教授

いわき市では、太平洋沿岸の学校が東日本大震災時、津波により甚大な被害を被りました。加えて原発事故に伴う放射線風評被害により様々な形で影響を受け、復興の妨げとなりました。
災害時、電気・水道等のライフラインが遮断される中、学校が避難所となり支援に取り組む教職員の殆どが災害時に役立つ防災教育の重要性を認識しました。そして、今般の事故についての報道番組では、様々な人々が放射線について異なる見解や情報を主観に基づいて発信するため、恐怖感を抱き判断に困る保護者が学校現場に不安を寄せる結果となりました。
こうしたことから、災害時に求められる「生きてはたらく防災教育」「放射線に関する基礎知識を育む教育」「将来を見据えた環境エネルギー教育」を実施するカリキュラム構築が重要となりました。今回は、学校現場と大学との連携による放射線教育及び環境エネルギー教育の実践について、観察・実験を交えて紹介します。