伊藤環境大臣が水俣病患者・被害者団体に謝罪 発言中にマイクの音絞った問題 岸田総理「不適切な対応だった」伊藤環境大臣続投の考え|TBS NEWS DIG

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熊本県で水俣病の患者・被害者団体と伊藤信太郎環境大臣との懇談中に環境省の職員がマイクの音を絞った問題で、伊藤大臣が謝罪しました。

今月1日、伊藤大臣が患者・被害者団体から話を聞く場として開かれた懇談会で、環境省の職員が発言時間を過ぎたとしてマイクの音を絞りました。この問題をめぐり、急きょ熊本県水俣市を訪れた伊藤大臣は、団体の関係者などに謝罪しました。

伊藤信太郎 環境大臣
「環境省の職員が発言中にマイクの音を絞るという大変申し訳ないことがありました。心からおわび申し上げたいと思います」

そのうえで、懇談会のスケジュールについて、今後見直すことを示唆しました。

このあと伊藤大臣は、発言を遮られた松崎重光さん(82)に対しても直接謝罪し、妻・悦子さんや犠牲者たちの位牌に手を合わせました。

松崎重光さん
「慌てて話を双方がするよりも、ゆっくり落ち着いて話を聞いてもらい、また話してもらえれば」

松崎さんはこのように話して、改めて懇談の場の設置を呼びかけました。

岸田総理
「関係団体の皆様方を不快にさせる不適切な対応であったと認識をしています」

岸田総理はきのう夜、環境省の対応が不適切だったと述べましたが、伊藤環境大臣については「今後とも水俣病対策を進めるにあたって、関係者に寄り添った丁寧な対応をしていくことも含めて、職責を全うしてもらいたい」と述べ、続投させる考えを示しました。

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