正信念仏偈 草譜 ~浄土真宗本願寺派(西本願寺) 勤行【調声:王子布教所大江和正】

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王子布教所は、浄土真宗の伝統を受け継ぐ、小さくて新しい、西本願寺のお寺です
お知らせ ① 王子布教所のご本尊由緒
     ② リモートでの「法事」「仏事相談」

①【王子布教所のご本尊由緒について】~伝統を受け継ぐ~
 https://www.t-oji.tokyo/ ホームページのTOPページ下方に由緒を記しました。
 長い歴史と篤い信仰のなかで受け継がれてきた阿弥陀如来像です。
 お問い合わせ下さった方、興味もある方もぜひご覧ください。

②【リモートでの「法事」「仏事相談」について】
 Web会議システムZoom(またはGooglemeat)を利用した
  ◯リモート法事(読経・法話40分+α 約1時間)
  ◯葬儀や法事などの事前相談や情報提供(約1時間)   を行ってます。

*Aパソコンや携帯電話等の機器とインターネットへの安定した接続環境、Bメールアドレス
 を用意して、 amida@t-oji.tokyoか ℡03-5944-6613までご連絡ください。
*ご法事について、お布施(喜捨)があれば後からご送金ください。
 目安5千~5万円。無理ないところで随意お任せしております。
 金額によって内容がかわるようなことはありません。
【「築地本願寺王子布教所」の口座 0005三菱UFJ銀行、支店763王子駅前、番号0252326】
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正信念仏偈 草譜
~浄土真宗本願寺派(西本願寺) 勤行 について

浄土真宗 本願寺派 (西本願寺)の朝夕のおつとめ
和讃六首引
『浄土和讃』「弥陀成仏のこのかたは」より六首

築地本願寺王子布教所 https://www.t-oji.tokyo/
大衆唱和
Jodo shinshu Shoshinge Nembutsu

正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)は、親鸞聖人の撰述で、あらゆる者がすくわれゆく唯一の道、阿弥陀如来による本願他力のすくいを、七言60行120句の形式でほめ称えられた讃歌です。
 お釈迦さまのことば(経説)と 、 この経説を時代に応じ説き示されたれた高僧方の論釈をもとに、南無阿弥陀佛のみ教えの間違いの無いことを親鸞聖人(しんらんしょうにん)がおまとめくださり、阿弥陀如来のお救いの確かさが讃えられています。
 一般に正信偈(しょうしんげ)といって親しまれており、親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』「行巻」末に収載されています。
  本願寺第8代の蓮如上人(れんにょしょうにん)によって、僧侶・門信徒ともに、浄土真宗の流れをくむ者のたしなみとして『和讃』とともに 朝夕、日々のおつとめとしての読誦が定められました。
ぜひ声に出して、一緒にお勤めいたしましょう。

 【正信偈 】     【しんじんのうた】
  帰命無量寿如来   ひかりといのち きわみなき
  南無不可思議光   阿弥陀ほとけを 仰がなん
  法蔵菩薩因位時   法蔵比丘の いにしえに
  在世自在王仏所   世自在王の みもとにて
     
  覩見諸仏浄土因   諸仏浄土の 因たずね
  国土人天之善悪   人天のよしあし みそなわし
  建立無上殊勝願   すぐれし願を 建てたまい
  超発希有大弘誓   まれなる誓い おこします
     
  五劫思惟之摂受   ながき思惟の 時へてぞ
  重誓名声聞十方   この願選び 取りませり
  普放無量無辺光   かさねてさらに 誓うらく
  無礙無対光炎王   わが名よひろく 聞こえかし
     
  清浄歓喜智慧光   十二のひかり 放ちては
  不断難思無称光   あまたの国を 照らします
  超日月光照塵刹   生きとしいくる ものすべて
  一切群生蒙光照   このみひかりの うちにあり
     
  本願名号正定業   本願成就の そのみ名を
  至心信楽願為因   信ずるこころ ひとつにて
  成等覚証大涅槃   ほとけのさとり ひらくこと
  必至滅度願成就   願い成りたる しるしなり
     
  如来所以興出世   教主世尊は 弥陀仏の
  唯説弥陀本願海   誓い説かんと 生れたもう
  五濁悪時群生海   にごりの世にし まどうもの
  応信如来如実言   おしえのまこと 信ずべし
     
  能発一念喜愛心   信心ひとたび おこりなば
  不断煩悩得涅槃   煩悩を断たで 涅槃あり
  凡聖逆謗斉回入   水のうしおと なるがごと
  如衆水入海一味   凡夫とひじり 一味なり
     
  摂取心光常照護   摂取のひかり あきらけく
  已能雖破無明闇   無明の闇 晴れ去るも
  貪愛瞋憎之雲霧   まどいの雲は 消えやらで
  常覆真実信心天   つねに信心の 天覆う
     
  譬如日光覆雲霧   よし日の雲に 隠るとも
  雲霧之下明無闇   下に闇なき ごとくなり
  獲信見敬大慶喜   信心よろこび うやまえば
  即横超截五悪趣   まよいの道は 截ちきられ
     
  一切善悪凡夫人   ほとけの誓い 信ずれば
  聞信如来弘誓願   いとおろかなる ものとても
  仏言広大勝解者   すぐれし人と ほめたまい
  是人名分陀利華   白蓮華 とぞ たたえます
     
  弥陀仏本願念仏   南無阿弥陀仏の みおしえは
  邪見キョウ慢悪衆生   おごり・たかぶり・よこしまの
  信楽受持甚以難   はかろう身にて 信ぜんに
  難中之難無過斯   難きなかにも なおかたし
     
  印度西天之論家   七高僧は ねんごろに
  中夏日域之高僧   釈迦のみこころ あらわして
  顕大聖興世正意   弥陀の誓いの 正機をば
  明如来本誓応機   われらにありと あかします
     
  釈迦如来楞伽山   楞 迦の山に 釈迦説けり
  為衆告命南天竺   南天竺に 比丘ありて
  龍樹大士出於世   よこしまくじき 真実のべ
  悉能摧破有無見   安楽国に うまれんと
     
  宣説大乗無上法   みことのままに あらわれし
  証歓喜地生安楽   龍樹大士は おしえます
  顕示難行陸路苦   陸路のあゆみ 難けれど
  信楽易行水道楽   船路の旅の 易きかな
     
  憶念弥陀仏本願   弥陀の誓いに 帰しぬれば
  自然即時入必定   不退のくらい 自然なり
  唯能常称如来号   ただよくつねに み名となえ
  応報大悲弘誓恩   ふかきめぐみに こたえかし
     
  天親菩薩造論説   天親菩薩 論を説き
  帰命無礙光如来   ほとけのひかり 仰ぎつつ
  依修多羅顕真実   おしえのまこと あらわして
  光闡横超大誓願   弥陀の誓いを ひらきます
     
  広由本願力回向   本願力の めぐみゆえ
  為度群生彰一心   ただ一心の 救いかな
  帰入功徳大宝海   ほとけのみ名に 帰してこそ
  必獲入大会衆数   浄土の聖衆の かずに入れ
     
  得至蓮華蔵世界   蓮華の国に うまれては
  即証真如法性身   真如のさとり ひらきてぞ
  遊煩悩林現神通   生 死の園に かえりきて
  入生死園示応化   まよえる人を 救うなり
     
  本師曇鸞梁天子   曇鸞大師 徳たかく
  常向鸞処菩薩礼   梁の天子に あがめらる
  三蔵流支授浄教   三蔵流支に みちびかれ
  焚焼仙経帰楽邦   仙 経すてて 弥陀に帰す
     
  天親菩薩論註解   天親の論 釈しては
  報土因果顕誓願   浄土にうまるる 因も果も
  往還回向由他力   往くも還るも 他力ぞと
  正定之因唯信心   ただ信心を すすめけり
     
  惑染凡夫信心発   まどえる身にも 信あらば
  証知生死即涅槃   生死のままに 涅槃あり
  必至無量光明土   ひかりの国に いたりては
  諸有衆生皆普化   あまたの人を 救うべし
     
  道綽決聖道難証   道綽禅師 あきらかに
  唯明浄土可通入   聖道浄土の 門わかち
  万善自力貶勤修   自力の善を おとしめて
  円満徳号勧専称   他力の行を すすめつつ
     
  三不三信誨慇懃   信と不信を ねんごろに
  像末法滅同悲引   末の世かけて おしえます
  一生造悪値弘誓   一生悪を 造るとも
  至安養界証妙果   弘誓に値いて 救わるる
     
  善導独明仏正意   善導大師 ただひとり
  矜哀定散与逆悪   釈迦の正意を あかしてぞ
  光明名号顕因縁   自力の凡夫 あわれみて
  開入本願大智海   ひかりとみ名の 因縁説く
     
  行者正受金剛心   誓いの海に 入りぬれば
  慶喜一念相応後   信をよろこぶ 身となりて
  与韋提等獲三忍   韋提のごとく 救われつ
  即証法性之常楽   やがてさとりの 花ひらく
     
  源信広開一代教   源信和尚 弥陀に帰し
  偏帰安養勧一切   おしえかずある そのなかに
  専雑執心判浅深   真実報土に うまるるは
  報化二土正弁立   深き信にぞ よると説く
     
  極重悪人唯称仏   罪の人々 み名をよべ
  我亦在彼摂取中   われもひかりの うちにあり
  煩悩障眼雖不見   まどいの眼には 見えねども
  大悲無倦常照我   ほとけはつねに 照らします
     
  本師源空明仏教   源空聖人 智慧すぐれ
  憐愍善悪凡夫人   おろかなるもの あわれみて
  真宗教証興片州   浄土真宗 おこしては
  選択本願弘悪世   本願念仏 ひろめます
     
  還来生死輪転家   まよいの家に かえらんは
  決以疑情為所止   疑う罪の あればなり
  速入寂静無為楽   さとりの国に うまるるは
  必以信心為能入   ただ信心に きわまりぬ
     
  弘経大士宗師等   七高僧は あわれみて
  拯済無辺極濁悪   われらをおしえ すくいます
  道俗時衆共同心   世のもろびとよ みなともに
  唯可信斯高僧説   このみさとしを 信ずべし