#9 榎本、逆プロポーズされる

2020/06/18 に公開
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榎本径(大野智)は、とある貿易会社の事務所で厳重な鍵と防犯カメラを設置していた。同社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が、社長・富樫(岩松了)と対面中。貿易会社社長とは思えない富樫のいかつい風貌に、芹沢は不安を感じる。
取締役・野々垣(哀川翔)が榎本に知り合いのように声をかける様子に驚いた芹沢が聞くと、3日前に会社で副社長が眉間を撃たれて死亡する事件が起き、壊れたドアの鍵を直すため派遣されたのだという。
警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていたが、榎本は、自殺ならこめかみを撃ち抜くのが自然だと話す。他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物だった。八田は事件当時、別の部屋にいたが、銃声を聞き副社長室に走ると副社長が死んでいたと証言した。
数日後、野々垣は事務所から帰ろうと犬山(佐藤祐基)に車を玄関に回すよう命じると、その夜の電話番を担当する八田を呼び止めた。その後、車を回して煙草を吸いながら待っていた犬山から、禁煙中の野々垣が「一本くれ」、と吸い始めた。同僚の坂口(高杉亘)は「さっさと乗れ」と催促するが・・・と、その時、事務所から銃声が響いた。
中には八田がいるはずだが、中から施錠され開かない。そこで、榎本が呼ばれ鍵を開けることに。室内には変わり果てた姿となった八田とそばには銃が・・・。それを見た榎本は・・・。