レイモン•ルフェーヴル2 高音質CD音源

2023/11/04 に公開
視聴回数 321,770
0
0
《Copy protection》
Jingle is inserted at random in this album.
《コピー防止》
このアルバムには、コピー防止目的のジングルをランダムに挿入しています。
《拷贝防止》
为这个相册,随机地插入着警告信号。
《카피 방지》
이 앨범에는, 카피 방지 신호를 랜덤하게 삽입하고 있습니다.

🟩『レイモン•ルフェーヴル』(Raymond Lefèvre)
レイモン•ルフェーヴル(1929年11月20日~2008年6月27日)はフランスの編曲家、指揮者、作曲家、ピアニスト、フルート奏者です。
イージーリスニング界の第一人者で、特に日本ではキングレコードを発売元としていた時期に、ポール•モーリアの『ラブ•サウンドの王様』に対して『ラブ•サウンドのシャルマン』がキャッチフレーズでした。
彼はクラシック音楽の教育を受け、ピアノとフルートを演奏する才能を持っていました。
そしてフィリップ•ルルーシュの楽団でピアノ演奏者としてキャリアをスタートさせ、後に指揮者と編曲家として活動するようになりました。
特に1960年代と1970年代に活躍し、その時代のフランスのポップミュージックを象徴する存在となりました。
多くの楽曲を編曲し、オーケストラを指揮して演奏しました。
彼のアレンジは軽快でリズミカルであり、オーケストラサウンドを使ったポップスや映画音楽など、さまざまなジャンルで人気を博しました。
また、映画音楽の分野でも活躍し、多くの映画音楽を作曲し編曲しました。
レイモン•ルフェーヴルは、音楽業界で長いキャリアを築き、数多くのレコードをリリースしました。
彼の音楽は広く愛され、特にフランスで人気を博し、今もなお多くの人々に楽しまれ続けています。

🟩『曲解説』
01.シバの女王(LA REINE DE SABA)
レイモン•ルフェーヴルの代表曲にして看板曲といえるお馴染みの曲です。
フランスで活躍する北アフリカのシンガー•ソングライター、ミッシェル•ローランが1967年に発表した曲をレイモン•ルフェーヴルが翌年に早速カバー、オリジナル版以上のヒットとなり人気を獲得しました。
特に日本ではこの曲からルフェーヴル時代が始まったといえます。

02.バラ色の心(SOUL COAXING)
ルフェーヴルの名を一躍メジャーなものにした1968年のヒット曲で、オリジナルは“黒眼鏡の怪人”ミッシェル•ポルナレフの自作自唱盤です。
ポルナレフの「愛の休日」も収録していますが、ルフェーヴルはポルナレフの作品の質の高さを認め、敬服していたようです。

03.哀しみの終りに(LA MAISON EST EN RUINE)
1974年にフランスのミッシェル•デルペッシュが放ったヒット曲で、デルペッシュとジャン•ミッシェル•リヴァが作詞、クロード•モルガンが作曲しました。
原題は「家は崩壊した」ですが、別タイトル「去りゆく夏」としてもレコードが出ました。

04.愛遙かに(DA TROPPO TEMPO)
1973年のサン•レモ音楽祭で、3位に入賞した曲で、ミルバが歌っていました。
この年の音楽祭にはルフェーヴル (楽団)も招待され演奏しており、その際この曲も手懸けており、曲に対する思い入れは特別なものでした。
ルイジ•アルベルテッリ (詞) とジーン•コロネロ (曲)が作りました。

05.この胸のときめきを(IO CHE NON VIVO)
1965年のサン•レモ音楽祭の入賞曲 (この年は順位を付けず)で、ピーノ•ドナッジョがアメリカからのゲスト歌手ジョディ•ミラーと歌いました。
ドナッジョ自身が作曲した格調高いカンツォーネ、後にエルヴィス•プレスリーもレパートリーに入れ、その他多数のカヴァーがさました。

06.想い出に生きる(APRÈS TOI)
1972年のユーロビジョン•ソング•コンテストの優勝曲で、歌ったのは「恋はみずいろ」で有名なヴィッキーでした。
イヴ•デスカ、マリオ•パナス、クラウム•ムンロが作詞作曲、ヴィッキーは 「恋はみずいろ」で優勝を逃がしているだけに、この佳曲にかける意気込みは並々ならぬものがあったと思います。

07.タイム•トゥ•セイ•グッバイ(TIME TO SAY GOODBYE)
1997年にヨーロッパ中で大ブレイクしたカンツォーネで、F•サルトーリが作り、盲目のテノール、アンドレア•ボチェッリが歌いました。
原題は“君と旅立とう”の意味ですが、後日ボチェッリとイギリスのサラ•ブライトマンのデュエット盤が生れて更にヒットし、この時の英語曲名の方がポピュラーになりました。

08.恋はみずいろ(LOVE IS BLUE)
ヴィッキーの歌でヒットしたものの、優勝は逃がしたアンドレ•ポップ作品です。
ヴィッキーはギリシャ生れ、この曲をカバーした中で最も有名なのはポール•モーリア楽団盤であることを付記しておきます。

09.愛のシャリオ(CHARIOT)
まだ無名時代にフランク•プウルセルとポール•モーリアが変名を使って共作した曲です。
イギリスの女性歌手ペトゥラ•クラークが歌って1962年にヒットしました。
翌年アメリカのリトル•ペギー•マーチが 「アイ•ウィル•フォロー•ヒム」の曲名で歌って全米No.1ヒットとなり、この英題の方がポピュラーといえるかもしれません。
いずれにせよ、若い才能がほとばしり出る傑作です。

10.オリーブの首飾り(EL BIMBO)
クロード•モルガンが作曲、1974年にヨーロッパ中で競作合戦が展開され、大ヒットしました。
フランスではビンボー・ジェットという正体不明のグループのものがヒットしましたが、日本ではポール•モーリア(楽団)の演奏が人気No.1でした。
原題の「エル•ビンボー」より、「オリーブの首飾り」の方に魅かれる人が多いかと思います。

11.残されし恋には(QUE RESTE-T-IL DE NOS AMOURS)
シャンソンの・・・というよりシャルル•トレネのというべきでしょうか、彼の代表作として親しまれてきた曲です。
1942年にトレネ自らが作り(曲はレオ•ショーリアックと共作) ました。
2001年に死去したトレネを偲び、レイモン•ルフェーヴルがアルバム『ナウ•アンド•ゼン』で取り上げた曲です。

12.シェルブールの雨傘(LES PARAPLUIES DE CHERBOURG)
1964年のシネ•ミュージカル「シェルブールの雨傘」のメインテーマ曲で、ミッシェル•ルグランが作曲しました。
ジャック•ドゥミ監督が、一般的な台詞をいっさい除き、すべてメロディーに乗せて語らせたい、という望みに見事に応えたルグランの才能が光る1曲です。

13.オー•シャンゼリゼ(LES.CHAMPS-ÉLYSÉES)
1969年にフランスのジョー•ダッサン (映画監督ジュールス•ダッシンの息子)がヒットさせた曲ですが、原曲はイギリスの古謡「ウォータールー通り」です。
これをパリのシャンゼリゼに置き換えたアイディアの勝利というべき曲です。

14.愛の休日(HOLIDAYS)
「バラ色の心」に続くミッシェル•ポルナレフのヒット曲で、1972年に発表されました。
日本でも“オリコン”チャート7位という洋楽レコードとしては記録的な数字が残されています。
ポルナレフはロシアの血を引き、アメリカ志向が強い人といわれますが、曲名にも英語を使ったものが多いのもその証拠かもしれません。

15.愛の讃歌(HYMNE Á L'AMOUR)
シャンソン史上最大の女性歌手といわれるエディット•ピアフが1949年に自作自唱(作曲はマルグリット•モノー)した彼女の代表曲です。
英語ヴァージョンも有名で、彼女の恋人だったボクサーのマルセル•セルダンが飛行機事故で亡くなったのを悼んで作られた曲だといわれています。

16.ピッコラ•ファンタジア(J.M.ルフェーヴル)(PICCOLA FANTASIA)
レイモン•ルフェーヴルの息子で、よき後継者のジャン•ミッシェル•ルフェーヴルが作曲しました。
1989年のルフェーヴル楽団日本公演の直前に父親が書くように依頼したところ、驚きながらも短期間で仕上げたそうです。
バロック•プラス•ロックという曲調は、いかにも若者の作品らしく魅力的です。
そしてルフェーヴルの全レパートリーの中で異色中の異色作になっています。

17.キリストの涙(LACRIMA CRISTI)
イタリアのドメニコ•チマローザ (1749~1801)の作品で「チェンバロ•ソナタ 第49番」をベースに、ポピュラー•ナンバーに仕上げました。
発売時に“ルフェーヴルが世界平和の祈りをこめて”と言われましたが、大きなスケールで“うたい上げた”という表現がぴったりの、“もうひとつの「シバの女王」”といった感じの佳曲です。

18.愛よ永遠に(モーツァルト)(ALLEGRO DE LA 40 eme SYMPHONIE DE MOZART)
クラシック曲も数多くレコーディングしたルフェーヴルですが、中でも最もポピュラーな曲といえます。
ヴォルフガング•アマデウス•モーツァルト (オーストリア 1756~1791) が作曲した「交響曲第40番 ト短調 K.550」の第1楽章をポップス化したもので、”この名曲に、この名編曲と名演奏あり”です。

🟩プレイリスト
01. 00:00 シバの女王
02. 03:12 バラ色の心
03. 05:50 哀しみの終りに
04. 09:00 愛遙かに
05. 12:49 この胸のときめきを
06. 15:32 想い出に生きる
07. 19:07 タイム•トゥ•セイ•グッバイ
08. 23:12 恋はみずいろ
09. 26:18 愛のシャリオ
10. 29:16 オリーブの首飾り
11. 32:30 残されし恋には
12. 37:04 シェルブールの雨傘
13. 39:49 オー・シャンゼリゼ
14. 42:20 愛の休日
15. 45:12 愛の讃歌
16. 48:35 ピッコラ•ファンタジア(J.M.ルフェーヴル)
17. 52:22 キリストの涙
18. 56:12 愛よ永遠に(モーツァルト)