J.S.Bach【音楽の父】クラッシック音楽の圧倒的存在感
オリジナルの管弦楽組曲はバッハが1717年から1723年にかけて、アンハルト・ケーテン侯レオポルトのために作曲されたと一般に知られていましたが現存する最古の楽譜は後年のバッハのライプチヒ時代のもので、現在はライプチヒにおけるコレギウム・ムジクムの公演のために書かれたのではないかという説があります。
独: Air auf der G-Saite
英: Air on the G String
バッハが作曲した『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」を、ドイツのヴァイオリニストであるアウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲したものの通称です。
「G線上のアリア」という通称は、ウィルヘルミが編曲に際してニ長調からハ長調への移調を行ったため、ヴァイオリンの4本ある弦のうち最低音の弦、G線のみで演奏できることに由来します。
現在、通称の由来となった「ピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏版」に限らず、原曲である管弦楽版、パイプオルガン版などの様々な版(編曲)で、バッハ『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール」のみを、「G線上のアリア」と呼称して演奏・録音することが多いようです。
*楽曲音源使用サイト【クラシック名曲サウンドライブラリー】