広島市 移転表明の中央図書館 2026年度供用開始へ

2023/01/20 に公開
視聴回数 924
0
0
老朽化に伴い広島市が移転を表明した中央図書館の基本概要が明らかになりました。JR広島駅前の商業施設「エールエールA館」への移転に向け本格的に動き出します。

■広島市の担当局長
「令和8年度(2026年度)の供用開始を目指します」

広島市は市議会総務委員会で中央図書館をJR広島駅前の商業施設「エールエールA館」に移転する基本計画案を示しました。2026年度の開館を目指します。中央公園内にある青少年センターの一部機能の移転も新たに追加。今年度中に基本設計などに着手します。

中央図書館をめぐっては、市が同じ中央公園内にある「こども図書館」と「映像文化ライブラリー」を集約し「エールエールA館」に移転する方針をおととし11月に公表。関連費用を今年度の当初予算に計上していました。
しかし、市民などが反発。市は「こども図書館」の移転方針を撤回しました。中央図書館については改めて現地での建て替えなどを含む「3つの案」で比較検討を進め先月、「利便性」や「財政面」から「エールエールA館が適切」と結論付けました。

移転先となるエールエールA館は地下2階、地上11階建て。このうち8階から10階が中央図書館のフロアとなります。計画によると、10階は「図書エリア」。13万冊の一般書や専門書などを備え、読書も楽しめるカフェスペースも設けられます。また、講演会や音楽演奏会ができるホールなども整備される予定です。
9階は「広島を知るエリア」。被爆資料や広島ゆかりの作家の文学資料などを集めた専用の展示室のほか、デジタル技術を活用した郷土資料の展示スペースを設け、広島の歴史や文化を学べます。

8階は「こどもと青少年エリア」と位置づけました。6万冊の児童書や青少年向けの図書を備えます。読み聞かせルームやキッズスペースのほか、音楽やダンスなどを楽しめる交流スペースも出来る予定です。このほか、屋上広場を青空読書会などのイベントに活用することも計画されています。現在の1.4倍の広さを活用し新たな機能を加えた中央図書館。市民の利便性を高め親しまれる空間作りが実現出来るのか3年後の開館を目指し、動き出します。
(2023年1月20日放送)

#広テレ #広島県 #中央図書館 #広島市

(■■■広島テレビニュースツイッター■■■
https://twitter.com/HTV_news4