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転職で年収アップするのはこんな人 年収アップ成功者に見る傾向と対策

  • #給与・お金
  • #ランキング

更新日:2024/05/27

転職で年収・給料がアップするのはどんな人なのでしょうか?dodaエージェントサービスを利用して転職した人のデータとキャリアアドバイザーの解説をもとに、転職で年収・給料アップを果たすための傾向と対策を押さえましょう。

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ザックリまとめると

  • 転職者の平均年収アップ金額は906,274円
  • 年収アップ成功者は27歳が最多
  • 業種として年収アップ金額が最も多いのはIT/通信

転職者データから読み解く「年収アップ転職」の傾向

dodaエージェントサービスで実際に転職した方の中で、「年収・給料のアップに成功した人」のデータを分析しました。転職による年収のアップ金額や年収アップ成功者の平均年齢、性別・業種・職種・転職回数ごとの傾向など役立つ情報を掲載しています。

以下に示しているのはあくまで平均値に過ぎませんが、「転職によって年収を上げたい」と考えているならば、まずはどのような転職者が年収・給料のアップに成功しているのか、その傾向を知っておきましょう。

転職による年収アップ金額の相場は?

平均年齢 32.7 歳
平均転職回数 1.2 回
平均年収(転職前) 4,142,559 円
平均年収(転職後) 5,048,833 円
平均アップ金額 906,274 円

dodaエージェントサービスを利用して転職した方の年収の平均アップ金額は90万6,274円でした。転職前の平均年収は414万2,559円です。また転職で年収・給料アップを果たした方の平均年齢は32.7歳で、平均転職回数は1.2回でした。

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年齢と性別から見る年収アップの傾向

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年齢の分布

年齢の分布
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年収の平均アップ金額

年収の平均アップ金額

年収アップに成功した人の割合は20代後半に多い アップ金額は40代前半まで右肩上がり

転職で年収アップに成功した人の割合が最も大きい年齢は27歳(8.2%)でした。それに26歳、28歳が続き、「20代後半」で年収や給料のアップに成功した方の割合が多くなっています。

平均アップ金額に目を向けると、「40~44歳」(100万4,589円)が最も高く、40代前半までは年代とともに転職でアップする年収・給料額が高まることが分かりました。一つ前の年代との年収の差は「25~29歳」→「30~34歳」が16万4,987円アップと最も大きく開いています。それに「24歳以下」→「25~29歳」が15万341円アップで続き、20代前半~20代後半、20代後半~30代前半にかけて社会人としての経験やスキルを積むことで年収・給料の平均アップ額も大幅に高まることが分かります。

男女ともに年代が上がると年収のアップ金額が高まる傾向 ただし、アップ金額のピークは性別で異なる

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【性別×年代別】年収の平均アップ金額

【性別×年代別】年収の平均アップ金額

男女別に転職による年収・給料の平均アップ金額を調べたところ、45歳以上の年収のアップ金額は女性が101万652円で、男性の89万8,860円を上回っていることが分かりました。それ以外の年代では男性のアップ金額が女性をやや上回っていますが、年代が上がるにつれて年収・給料のアップ金額が高まる傾向は男女ともに変わりません。グラフによると、女性は「30代後半」と「45歳以上」、男性は「30代前半」と「40代前半」で転職によってアップする年収の金額が特に高くなっています。

業種・職種から見る年収アップの傾向

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転職前の業種の分布

転職前の業種の分布
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【業種別】年収の平均アップ金額

【業種別】年収の平均アップ金額

【業種別】平均年収がアップした人が一番多く就いていた業種は「メーカー」 年収の平均アップ金額が最も高かったのは「IT/通信」

年収がアップした人が転職前に就いていた業種を10種類に分類したところ、全体に占める割合が最も大きかったのは「メーカー」(25.6%)でした。それに「サービス」(16.5%)、「IT/通信」(14.3%)が続きます。

年収の平均アップ金額が最も多かったのは「IT/通信」で103万5,927円でした。それに「インターネット/広告/メディア」が99万9,048円、「金融」が98万3,748円で続きます。また、年収の平均アップ額は全10業種すべてで60万円を超えていました。

【職業別】年収の平均アップ金額トップは「金融系専門職」 アップ額が100万円を超えた5職種は?

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【職種別】年収の平均アップ金額

【職種別】年収の平均アップ金額

転職前の職種を15種類に分類して集計した結果、転職による年収の平均アップ金額が最も大きかったのは「金融系専門職」で、125万16円のアップでした。それに「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」が、113万8,375円で続きます。

また、「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」が112万6,014円、「技術職(組込みソフトウェア)」が103万6,292円、「企画・管理」が101万5,089円で、転職によりアップした年収の金額が100万円を超えたのは5職種でした。

異業種・異職種への転職でも年収アップは可能

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転職先の業種・職種

転職先の業種・職種

転職で年収アップした人が転職前と後で業種・職種を変えたかどうかを見ると、「異業種・同職種」の仕事に就いた人の割合が36.6%と最も多く、それに「異業種・異職種」の29.0%が続きます。両者の合計は65.6%で、ここから全体の過半数が転職に当たって業種を変えていることが分かります。一方、転職による年収アップ成功者の職種の変化に目を向けると、転職の前後で職種を変えた人の割合は「異業種・異職種」の29.0%に「同業種・異職種」の8.5%を加えて、合計37.5%でした。

転職回数から見る年収アップの傾向

「初めて」の転職で年収アップに成功した人が最も多い

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年収アップ成功者の転職回数別の分布

年収アップ成功者の転職回数別の分布
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転職回数と年収の平均アップ金額

転職回数と年収の平均アップ金額

年収アップに成功した人の転職回数の分布を調べたところ、最も多かったのは0回(46.0%)で、転職回数が増えるほどに割合は減少しています。一方、年収・給料の平均アップ金額は転職回数0回で86万3,169円、1回で92万3,019円、2回で95回8,379円と転職回数とともに増加します。「3回以上」では93万5,592円と微減するものの、初めて・1回目の転職よりもアップ金額は高くなっています。

キャリアアドバイザーが教える「年収アップ転職」に成功する6つのポイント

転職で年収アップを成功させるためにはどのようなポイントを押さえる必要があるのでしょうか。毎年数多くの年収アップ転職をサポートしているdodaキャリアアドバイザーが6つのポイントをアドバイスします。理想の年収・給料を転職で実現するために、ぜひ参考にしてみてください。

Point.1 「給与規定」で定められた年収水準がアップ

多くの企業が各社員の給与を算定するための「給与規定」を用意しています。その基準は基本的に各社が独自に定めるものであり、業界や企業の規模、あるいは方針などによって、その「相場」が異なってきます。対外的に公表されるようなものではないため、情報を個人で入手することはなかなか難しいですが、この「給与規定」で定められた年収水準がより高い企業へ転職することができれば、年収アップにつながりやすいでしょう。また、転職活動をしていると、内定時に提示される金額に着目しがちですが、入社3年後、5年後の年収額をシミュレーションする際にも、「給与規定」は参考材料となるでしょう。

Point.2 実力重視の評価制度やインセンティブで年収アップ

これも給与規定の一部と考えられますが、それまでいわゆる「年功型」の給与体系で働いていた人が「実力・実績評価型」の企業に転職した場合、評価方式そのものが大きく変わり、年収アップのチャンスが生まれることがあります。また、実績に対するインセンティブの有無についても同様のことがいえるでしょう。一方で、「給与」と「実績」の連動性が高い評価方式ほど、年収アップの可能性も広がりますが、そのような評価方式の下では、「実績」を出し続けなければ収入の維持が難しくなることも。転職先の企業がどのような評価方式を取っているか(「年功型」「実力・実績評価型」)などを確認すると良いでしょう。

Point.3 必ずしも「大手企業への転職=年収アップ」ではない

大手企業では前述したような給与規定を参照する方法で年収を決定するケースが一般的です。そのような給与テーブルに則って給与が決まる場合、「この人なら活躍できそう」と面接で高評価を得た人材でも、「同配属先・同年齢の既存社員の給与規定は●級▲号俸なので、あなたも既存社員と同じ●級▲号俸からスタート」といった事例が多く、大手企業への転職が必ずしも年収アップにつながるとは限りません。逆に中小・ベンチャー企業など企業規模が小さくなるほど、一人の人材が会社に与える影響は大きくなるので、活躍の見込みがある人材を採用したい場合は柔軟な方法で年収を決定するケースも多数あります。また転職時の年収が低い場合でも、大手企業に比べてポストが空いているケースもあり、数年後にポストに就くことで年収がアップする可能性もあります。

Point.4 福利厚生・諸手当で事実上の年収アップ

直接の年収というわけではありませんが、企業から受け取れる諸手当なども「事実上の年収」をアップさせ得る要素になります。例えば代表的なところでは「住宅手当」や「家賃補助」などが挙げられるでしょう。仮に月3万円の支給・補助があれば、単純計算ではありますが年額で36万円を受け取っているのとほぼ同義です。現在の職場と転職先を比べたときに残業時間(残業代)にどのような違いがあるか、などの観点も同様です。収入に対して残業代の占める割合の大きい企業で働いていた人が残業の少ない職場へ転職すれば、残業代だけで見れば大幅な減少になるかもしれません。転職に当たっては、これら手当なども含め、正確にご自身の収入の内訳を把握しておくことが重要だといえるでしょう。

Point.5 経営状況に影響されやすい賞与額

経営状態の差が表れやすい例として挙げられるのが、賞与額でしょう。業績が好調な企業を選ぶことは、短期的には賞与額として年収に影響を与える場合も少なくありません。ただ、目先の賞与額だけを見て転職先を選ぶのではなく、あくまでもそれを通じて、事業・業績の成長性はもちろん、企業がどのような形で利益を社員に還元しているのか、賞与の算出根拠を確認しておくとよいでしょう。

point.6 「あなたを採用するメリット」をしっかりと企業に伝える

年収アップを転職で実現するには、企業にあなたを採用することで得られる価値をしっかりと伝えることが不可欠です。職務経歴書や自己PRにポータブルスキルや専門スキル、経験、価値観など、あなたのアピールポイントをしっかりと書いてください。特に、会社や顧客のために何をすればいいのか、どうすれば成長できるのかを“自走して”考えられる人材であることは評価されやすいでしょう。あなたを採用するメリットとセットで希望する年収・給料を提示することで、「●▲という理由があるから、年収アップを希望するのだな」と採用担当者の納得が得やすくなるはずです。現在の収入や相場に対して高額なオファーを得られる可能性も高まるでしょう。

年収アップ転職を成功させるために、知っておきたい大切なポイント

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調査概要

【対象者】2023年8月~12月にdodaエージェントサービスを利用して転職した方のうち、年収アップしたビジネスパーソン

【有効回答数】約1万件

※データのご利用について:出所が「転職サービスdoda」であること、本ページのタイトルを明記し、本ページへのリンクを掲載のうえで、利用してください
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります

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