無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
英語史で解きほぐす英語の誤解: 納得して英語を学ぶために (125ライブラリー 5) 単行本 – 2011/10/1
堀田 隆一
(著)
- 本の長さ195ページ
- 言語日本語
- 出版社中央大学出版部
- 発売日2011/10/1
- ISBN-104805727047
- ISBN-13978-4805727041
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 中央大学出版部 (2011/10/1)
- 発売日 : 2011/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 195ページ
- ISBN-10 : 4805727047
- ISBN-13 : 978-4805727041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 102,396位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 704位英語よみもの
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語の歴史を言語的変遷と社会的な影響から検討している本です。参考文献として購入しました。とても充実した内容で理解が深まりました。
2012年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代英語の不規則性や例外的現象を英語の過去に探るという趣向の本は何冊か出ているが,たいていは英語史の専門家ではない人が書いたものなので,妙に歯切れが悪かったり,記述がいい加減だったり,肝腎のところをはずしていたりで,推奨に値するものはほとんどなかった。ところが本書は,英語史を専門とする気鋭の学者が,しっかりとした参考文献に基づいて著した著作であり,現代の英語がなぜ今日のような姿をしているのかについて背景的な知識を得るための手ごろな概説書として大いに薦められる。
章立ては以下の通り。1から10はいずれも世間の人々が英語について抱いている誤解であり,その一つひとつを著者は英語史の知見を援用しながら丁寧に正していく。
1 英語は世界共通語である
2 英語は昔から変化していない
3 英語はラテン語から派生した
4 英語は純粋な言語である
5 英語は易しい言語である
6 英語は日本語と比べて文字体系が単純である
7 英文法は固定している
8 イギリス英語とアメリカ英語は大きく異なっている
9 英語は簡単だから世界共通語になった
10 英語はもはや変化しない
英語の体系的な通史ではないので,本書だけで英語史全般を俯瞰するのは難しいが,英語に生じた主要な変化を手っ取り早く理解するには,こうした項目別の記述の方が適しているといえよう。英語史を学ぶ人にとって,格好の副読本ともなる。
これだけ充実した内容の書籍が千円もしないで買えるというのも特筆に価する。
章立ては以下の通り。1から10はいずれも世間の人々が英語について抱いている誤解であり,その一つひとつを著者は英語史の知見を援用しながら丁寧に正していく。
1 英語は世界共通語である
2 英語は昔から変化していない
3 英語はラテン語から派生した
4 英語は純粋な言語である
5 英語は易しい言語である
6 英語は日本語と比べて文字体系が単純である
7 英文法は固定している
8 イギリス英語とアメリカ英語は大きく異なっている
9 英語は簡単だから世界共通語になった
10 英語はもはや変化しない
英語の体系的な通史ではないので,本書だけで英語史全般を俯瞰するのは難しいが,英語に生じた主要な変化を手っ取り早く理解するには,こうした項目別の記述の方が適しているといえよう。英語史を学ぶ人にとって,格好の副読本ともなる。
これだけ充実した内容の書籍が千円もしないで買えるというのも特筆に価する。
2018年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語の勉強をはじめて早数十年。ここにきてやっと「歴史を学ぶことの大切さ」に気づきました(遅い!)。英語をきちんと理解するには、英語の歴史を学ぶ必要があると思います。その基礎が学べる良書です。
2016年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「英語のルーツ」(唐澤一友著 春風社)を読んだ後、他の英語史関連の本を読んでみようと思い、レビューの評価が高かった(かつ値段も安い)ので、書店では現物が見当たらなかったので、アマゾンで買ってみた。
「英語は世界共通語である」とか「英語はラテン語から派生した」など10の世人の「思い込み」というか「誤解」を英語史を切り口に、解説していくというもので、その切り口こそ面白く、内容も手堅いが、英語史にひととおりの知識がある(と思っている)方には、正直、物足りない内容で、読んでいるときも、この程度のことは知っているとばかりに、余裕をかまして気楽にどんどん読み進める。私も、買うまでなかったなと、思いつつ読んでいた。
ところが、そうでもなかった。たとえば、「中英語初期に、フランス語によって英語の価値がおとしめられた」(そんなことなら知っているが)、それゆえに英語が自由な発達を遂げたという視点はまさに目からうろこだった。古英語末期のウエストサクソン方言を標準語とする英語が、ある意味、放置状態に置かれ、各地の方言が支配者層の言葉としてでなく、民衆の言葉として、それぞれ勝手気ままに展開していくことが、のちの英語の多様性を生む力になったという前向きな評価には思い至らなかった。
また、イギリス英語とアメリカ英語のあいだには、歴史的連続性があり、その差異は大きくなく、多少なりとも存在する差異もかつてのイギリスの方言間の際に由来するものが多いという指摘も興味深い。ここで、高校時代の英語教師が、「アメリカ南部では、askのことをaxと言ったりするんだ」と言ったのを思い出した。確かに、研究社の「英語語源辞典」によれば、古英語では、ascianと並んで音位転換によるacsianもあるので、もしかしたらイギリスの方言の残存形かと、ジーニアス英和大辞典で調べたら、axはaskの視覚方言とあったので思い過ごしのようだ。
結論として、本書は、丁寧に書かれた英語史の正統派の読み物である。ただ、通時的に述べられることの多い一般の入門書とは一線を画しており、語り口もやさしく、これから、英語史をまなぼうとする方に、気楽に、英語ってこんな言葉だよと、教えてくれる格好のガイドであって、良書といえよう。
「英語は世界共通語である」とか「英語はラテン語から派生した」など10の世人の「思い込み」というか「誤解」を英語史を切り口に、解説していくというもので、その切り口こそ面白く、内容も手堅いが、英語史にひととおりの知識がある(と思っている)方には、正直、物足りない内容で、読んでいるときも、この程度のことは知っているとばかりに、余裕をかまして気楽にどんどん読み進める。私も、買うまでなかったなと、思いつつ読んでいた。
ところが、そうでもなかった。たとえば、「中英語初期に、フランス語によって英語の価値がおとしめられた」(そんなことなら知っているが)、それゆえに英語が自由な発達を遂げたという視点はまさに目からうろこだった。古英語末期のウエストサクソン方言を標準語とする英語が、ある意味、放置状態に置かれ、各地の方言が支配者層の言葉としてでなく、民衆の言葉として、それぞれ勝手気ままに展開していくことが、のちの英語の多様性を生む力になったという前向きな評価には思い至らなかった。
また、イギリス英語とアメリカ英語のあいだには、歴史的連続性があり、その差異は大きくなく、多少なりとも存在する差異もかつてのイギリスの方言間の際に由来するものが多いという指摘も興味深い。ここで、高校時代の英語教師が、「アメリカ南部では、askのことをaxと言ったりするんだ」と言ったのを思い出した。確かに、研究社の「英語語源辞典」によれば、古英語では、ascianと並んで音位転換によるacsianもあるので、もしかしたらイギリスの方言の残存形かと、ジーニアス英和大辞典で調べたら、axはaskの視覚方言とあったので思い過ごしのようだ。
結論として、本書は、丁寧に書かれた英語史の正統派の読み物である。ただ、通時的に述べられることの多い一般の入門書とは一線を画しており、語り口もやさしく、これから、英語史をまなぼうとする方に、気楽に、英語ってこんな言葉だよと、教えてくれる格好のガイドであって、良書といえよう。
2017年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
娘の課題用で購入。目的は果たせたので良かったです。いい本が見つかった。
2014年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語初心者でTOEICもハイスコアではありませんが、欧米語の背景を知るのに大変役に立ちました。
2014年10月12日に日本でレビュー済み
たまたま書店で見かけてパラパラと眺め、新書でもないのに税抜880円なのかと思いつつ、でも内容が面白そうなので買ってみました。
むしろ1500円くらいなら、迷わず買ったかもしれません。
当たれば儲けものと思って読んでみたら期待通りでした。お得です。掘り出し物です。
本書の中身は、英語に対するありがちな先入観をひとつひとつ取り上げ、史実に基づいて反証していくという構成になっています。
Forestには書かれていない、学校の先生も教えてくれない、しかし基本中の基本の話ばかりです。
本来、中学英語を卒業したら、まずこういう本を読んで英語に対する幻想や偏見を取り除いてきちんとしたイメージを持っておくべきなんですよね。
Forestなんかを何周も回してくだらない些末な構文を必死で暗記するより、よほど意味があります。
(もっとも、多くの人はそういう丸暗記型の勉強に向いている、というか、それしかできないタイプの人が案外多いのではないかと最近感じています。)
本書を読めば、英語に対する見方が深まると同時に、多少の愛着が湧いてもう少し深く勉強してみようかという気になるかもしれません。
(現実は、そういう興味などもとより無く、Forestで構文暗記に走る人の方が多数派のような気もしますが。)
今の英文法書の解説がつまらないのは、英語史や比較言語の面から説明しないからだと私は思います。
だって、そこを除いたら特に説明することなんてないでしょうに。
(だから私はいわゆる受験参考書の日本語の説明はほとんど読み飛ばします。落書きのようなもので読む実益がないからです。)
本書は必読書だと思いますが、物足りない点もあります。
英文法の謎を英語史で解く実例が、やはり少ないんですよね。
もっと事例の物量を増やして、もっと網羅性を考慮した構成にすれば、学校で実際に習っている英語との繋がりと見通しがよくなって学力アップに直結することが期待できるように思います。
まあ本書のスコープ外なのでしょうけど、本書とは別にそういう本もあればいいなと。
とにかく、繰り返しますが、掛け値なしの掘り出し物、かつ必読書と思います。
むしろ1500円くらいなら、迷わず買ったかもしれません。
当たれば儲けものと思って読んでみたら期待通りでした。お得です。掘り出し物です。
本書の中身は、英語に対するありがちな先入観をひとつひとつ取り上げ、史実に基づいて反証していくという構成になっています。
Forestには書かれていない、学校の先生も教えてくれない、しかし基本中の基本の話ばかりです。
本来、中学英語を卒業したら、まずこういう本を読んで英語に対する幻想や偏見を取り除いてきちんとしたイメージを持っておくべきなんですよね。
Forestなんかを何周も回してくだらない些末な構文を必死で暗記するより、よほど意味があります。
(もっとも、多くの人はそういう丸暗記型の勉強に向いている、というか、それしかできないタイプの人が案外多いのではないかと最近感じています。)
本書を読めば、英語に対する見方が深まると同時に、多少の愛着が湧いてもう少し深く勉強してみようかという気になるかもしれません。
(現実は、そういう興味などもとより無く、Forestで構文暗記に走る人の方が多数派のような気もしますが。)
今の英文法書の解説がつまらないのは、英語史や比較言語の面から説明しないからだと私は思います。
だって、そこを除いたら特に説明することなんてないでしょうに。
(だから私はいわゆる受験参考書の日本語の説明はほとんど読み飛ばします。落書きのようなもので読む実益がないからです。)
本書は必読書だと思いますが、物足りない点もあります。
英文法の謎を英語史で解く実例が、やはり少ないんですよね。
もっと事例の物量を増やして、もっと網羅性を考慮した構成にすれば、学校で実際に習っている英語との繋がりと見通しがよくなって学力アップに直結することが期待できるように思います。
まあ本書のスコープ外なのでしょうけど、本書とは別にそういう本もあればいいなと。
とにかく、繰り返しますが、掛け値なしの掘り出し物、かつ必読書と思います。
2019年7月19日に日本でレビュー済み
英語史の知識をベースに英語についての俗説の誤解を正し、「英語とはどのような言語なのか」を明快に説明する名著。
英語の時代的変遷、地理的変異をわかりやすい言葉で説明し、言語としての英語の特質を客観的に提示する。英語が世界標準語であるというのはどういうことなのか、ラテン語・フランス語などのヨーロッパ諸言語と英語の関係など、歴史的視座から言語を見ることで見える言語のあり方がある。英語史についての学究的基盤に基づく堅実な解説だが、その文章は実に読みやすく、非専門家にも開かれている。また英語を特権化せず、歴史的・社会的な観点から相対化した上で評価しようという著者の一貫した姿勢が素晴らしい。
英語の時代的変遷、地理的変異をわかりやすい言葉で説明し、言語としての英語の特質を客観的に提示する。英語が世界標準語であるというのはどういうことなのか、ラテン語・フランス語などのヨーロッパ諸言語と英語の関係など、歴史的視座から言語を見ることで見える言語のあり方がある。英語史についての学究的基盤に基づく堅実な解説だが、その文章は実に読みやすく、非専門家にも開かれている。また英語を特権化せず、歴史的・社会的な観点から相対化した上で評価しようという著者の一貫した姿勢が素晴らしい。