米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(26)は24日(日本時間25日)、敵地ヒューストンで行われたアストロズ戦に「2番・DH」で先発出場し、三回に6号ソロ本塁打を放って4打数1安打1打点だった。八回にはDHを解除しメジャー移籍以来初となる左翼の守備に就いた。チームは2-16で敗れた。
八回無死二塁の場面だった。試合が一方的な展開になったことををうけ、途中から左翼を守っていたベンブームが登板。ベンチの野手を使い切っていたエンゼルスは大谷のDHを解除し、左翼に起用した。
大リーグ公式サイトは「レフトを守っているのはショウヘイ・オオタニ?」との見出しで、「私たちはこれまでエンゼルスの大谷が短期間のMLBのキャリアで全てのをことこなしたことを目撃してきた。スピードガンで3桁の数字を計測したのを見たし、450フィート(約137メートル)のホームランも見た。私たちは彼がその2つをひとつの試合でやったことさえ目撃した。しかしながら現時点で、私たちはMLBで大谷が投手以外の守備に就いたのを見たことがなかった。その時がついに、この日のアストロズ戦で実現した。ベンチにこの日欠場したトラウトを除いて野手がいなくなったことを受けて、エンゼルスのマドン監督はDHで出場していた大谷をレフトに起用した」と伝えた。
マドン監督はそのことについて「緊急の処置ではあったが、彼(大谷)はどこでも守れるよ」とコメント。大谷は、この日の試合に左翼で先発したアップトンのグラブを借りて守備位置に就いた。