小松菜奈、遺族からの手紙に号泣...坂口健太郎&山田裕貴も言葉詰まらせ想い語る 映画『余命10年』公開記念舞台挨拶

2022/03/05 に公開
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#余命10年 #小松菜奈 #坂口健太郎 #山田裕貴

 女優の小松菜奈、俳優の坂口健太郎が5日、都内で行われた映画『余命10年』の公開記念舞台あいさつに出席。原作者の遺族から“感謝の手紙”が届き、キャストたちが涙を流す一幕があった。

 原作は、ヒロインと同じく余命10年を生きた小坂流加さんが2017年に発表した同名小説を実写化。二十歳(ハタチ)で難病となり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉(小松)と、生きることに迷い、自分の居場所を見失っていた和人(坂口)のラブストーリー。

 原作者の小坂さんは、難病により2017年に39歳の若さで死去。1年間にわたる撮影を経て、ヒロインを熱演した小松は、無事に封切りを迎え「本当にさまざまなご感想を目にして、たくさんの人の心に届いているといううれしさで、心がすごく満ちています」と話しながら「この映画の最後に『小坂流加に捧ぐ』という言葉がすごく大好き。原作者の小坂流加さんに、この作品が届けばいいなと愛を込めて作ってきました。その愛も想いもいろんなものがスクリーンに映し出されてたと思います」と感無量の表情を浮かべた。

 この日は、登壇者にサプライズで小坂さんの家族から手紙が届き、キャスト・監督へ感謝の思いが伝えられた。これに小松は涙が止まらず「いや~、メッセージはダメです…。その手紙、コピーしてください。家宝にします」と感激。

 続けて「(小坂さんの故郷・静岡)三島に監督と行って、この映画がより良いものになるように願ってきました。たくさんの方に届いているのが、心からうれしいです。そして小坂家の皆さまは本当に優しくて、いつもそばで見守ってくれて、掛けてくれる言葉に背中を押されました。本当にかけがえのない時間を過ごさせていただきました。これからも末永くこの作品を愛してもらえるように、周りの人に感想を広めてもらえたらいいなと思います」と語り、涙を拭っていた。

 W主演を務めた坂口も「本当に彼女がときには和人として背中にそっと置いてあげたくなるくらい、むき出しで生き抜いた。僕はその瞬間に立ち会えて、本当に幸せだなと思いましたし、こうやって皆さまの前に立ててよかったなと思います」と感慨深げに話していた。

 舞台あいさつにはそのほか、山田裕貴、奈緒、藤井道人監督が出席した。


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