【朗読】諸田玲子「鷹姫さま」（『お鳥見女房 鷹姫さま』より）～オーディオブック～ 朗読：京谷由香里
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お鳥見役は江戸幕府歴代将軍が鷹狩を愛好した事から、若年寄の支配に属し、鷹場を巡邏して、鷹に捕獲させる鳥の群生状態を確かめる役目を果たした。また、大名屋敷・旗本屋敷・寺社・幕府領などどこでも立ち入ることが許されていたため御庭番と同様に各藩の動静を監視する役割があったと言われています。
そんなお鳥見役という仕事を代々受け継ぐ矢島家で、内助の功を発揮する珠世と家族達の物語。シリーズ3作目。既に公開している「一輪草」は八話目で、この「草雲雀」は四話目、「鷹姫さま」は二話目なので、時系列で言うと少し遡ったお話になります。
＊作家 諸田玲子さまの承諾を頂き、ご厚意により公開いたします。
『お鳥見女房 鷹姫さま』（2004年9月）新潮社 所収
諸田玲子さまのオフィシャルサイト http://www.r-morota.net/
◎主な登場人物
矢島伴之助 お鳥見役のお役目で二年余り行方知れずになっていたが、昨年帰還（矢島家の婿養子）
珠世 伴之助の妻で久右衛門の娘
久太郎 長男。お鳥見役を継ぐべく見習い役として出仕
幸江 長女。旗本に嫁いでいる
君江 次女
久之助 次男。道場の指南役として後輩の指導に当たる
久右衛門 代々お鳥見役を継ぎ、現在は隠居。珠代の父
石塚源太夫 果し合いの上、許しを得て脱藩。浪人の身になって久右衛門を頼って江戸に来てからの付き合い。子供が四人いる。
多津 源太夫の後妻。小田原藩重臣の娘。夫の連れ子を養育
秋 源太夫の長女
里 源太夫の次女
雪 源太夫の末娘
和知正太夫 水野越前守忠邦の鷹匠で恵以の父
恵以（えい）和知正太夫の三女で家臣たちから鷹姫さまと呼ばれている22歳
松井次左衛門 珠代の幼なじみで、今は和知正太夫に仕えている
内藤孫左衛門 お鷹役組頭で久太郎の上役
▼耳で聴いてわかりづらい文中の表記、意味などについて
ハヤ 関東地方でハヤと言われる淡水魚。正式にはウグイのことのようです
素読（そどく）江戸時代の学習法の一つで、四書（『大学』『中庸』『論語』『孟子』）を皆で読む
密偵（みってい）秘密・内情などをひそかに探ること。また、その人。
主命（しゅめい）主人や主君の命令
鷹匠（たかじょう）鷹を飼育・訓練し、鷹狩りに従うことを職とした人
眼光（がんこう）目の光り
上地（あげち）土地を没収すること。また、土地を納めさせること
執心（しゅうしん）心を強く引かれて、それにこだわること
直参（じきさん）江戸時代、将軍に直属した一万石以下の武士。 旗本と御家人をいう
嫡男（ちゃくなん）正妻の生んだ最初の男子
権勢（けんせい）権力をもち、勢力のあること
濯ぎ（すすぎ）この時代、草鞋や草履などの履物が多かったため、家に入る際には足を洗って入ったので、そのために用意した水や湯のこと
火急（かきゅう）火が燃え広がるように急なこと。一秒一分を争うほど急を要すること
居住まい（いずまい）座っている姿勢
聡明（そうめい）頭がさえ、理解力があって人格にすぐれ、かしこいこと
後ろ盾（うしろだて）陰で援助すること。その人
婚家（こんか）結婚して嫁または婿にいった先の家
巡邏（じゅんら）みまわって歩くこと
生類憐れみの令（しょうるいあわれみのれい）「生類を憐れむ」ことを趣旨とした動物・嬰児・傷病人保護を目的とした諸法令の通称
鹿毛の馬（かげ）体は鹿に似た褐色で、たてがみ・尾、足の下部などが黒い色の馬
男装の麗人（だんそうのれいじん）男子の格好をした容姿端麗な女性を指す言葉
手甲（てっこう）手首から手の甲部分を保護する布や皮で出来た装身具
粗相（そそう）不注意・そそっかしさから、あやまちをおかすこと
♫ お好きな場面からお聴きいただけるように ♫
（青字の数字をクリックしていただくと、そこから始まります）
解説 00:22
本編
一 1:17
二 8:47
三 20:58
四 36:11
五 44:20
六 49:21
七 53:32
★ご視聴くださり、ありがとうございました。
🌸ほかの諸田玲子作品はこちらから
https://www.youtube.com/playlist?list=PL6xPwGiZFe9Pr9CZ59gHJ9m4uN5ZwhuWo
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◆動画製作に当たって、以下のサイト様の素材をお借りしました。
ありがとうございます。
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矢島伴之助 お鳥見役のお役目で二年余り行方知れずになっていたが、昨年帰還（矢島家の婿養子）
珠世 伴之助の妻で久右衛門の娘
久太郎 長男。お鳥見役を継ぐべく見習い役として出仕
幸江 長女。旗本に嫁いでいる
君江 次女
久之助 次男。道場の指南役として後輩の指導に当たる
久右衛門 代々お鳥見役を継ぎ、現在は隠居。珠代の父
石塚源太夫 果し合いの上、許しを得て脱藩。浪人の身になって久右衛門を頼って江戸に来てからの付き合い。子供が四人いる。
多津 源太夫の後妻。小田原藩重臣の娘。夫の連れ子を養育
秋 源太夫の長女
里 源太夫の次女
雪 源太夫の末娘
和知正太夫 水野越前守忠邦の鷹匠で恵以の父
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内藤孫左衛門 お鷹役組頭で久太郎の上役
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権勢（けんせい）権力をもち、勢力のあること
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本編
一 1:17
二 8:47
三 20:58
四 36:11
五 44:20
六 49:21
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★ご視聴くださり、ありがとうございました。
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