10万円台で自作軽トラキャンピングカー①外装概要編:シェルの作り方:新工法で軽量化

2019/09/04 に公開
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DIY軽トラックキャンピングカーです。軽トラックに積めば、キャンピングカーのように使えるキャンピングシェルを自作します。荷台だけでなくキャビンの上に大型バンクを張り出して二人が余裕で車中泊できる居住空間を確保しつつ強度と軽量化をねらった新工法で作ってみました。
それにしてもこのところの「旅する家の物語」さんの動画はすごい人気です。1年前ぐらいから拝見していますが、映像や音声が素晴らしいです。外国の人がたくさん見ているんですね。

🌟DIY軽トラ自作キャンピングカーのシリーズ動画プレイリストです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLHULbY2O3Z2fF5hnFOLtGAdDhOyELdxn2
ご覧いただければ幸いです。

【目次】
00:00 自作軽トラキャンピングシェル
01:30 軽量化新工法の概要
03:15 スタイロフォームの性質
05:35 YuoTubeに上げる動画はどうあるべき?
07:48 バンクベッドの紹介 ―強度はどうか―
10:38 バンク棚を例に新工法(スタイロサンドイッチ工法)の詳細な作り方
18:10 全体設計図の大体の説明
24:02 底面の作り方(あまり良くない例)
26:07 後面の作り方
27:30 前面の作り方
28:37 側面の作り方
36:06 出来上がったキャンピングシェルを搬出
37:05 軽トラに積み込む時ジャッキベースが倒れる事故(被害なし)
39:40 力ずくで軽トラに積み込むしかない
41:45 キャンピングシェルを保管場所に移動
43:03 キャンピングシェルを荷台からおろす
44:32 雨漏り
45:15 スタイロサンドイッチ工法の利点と期待
48:00 走行テスト編、外装詳細編、内装など今後の予定

🌟図面ですが、自分ルールで書いたのでご参考までに。
https://drive.google.com/open?id=1nk0jQLL7qb9VKmxNhCQdkcoZofpK6Vl3

🌟軽トラ自作キャンピングカーのシリーズ動画プレイリストです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLHULbY2O3Z2fF5hnFOLtGAdDhOyELdxn2

🌟2019/9/9
町内一周に始まり、市街地、ちょっとした山道、凸凹の林道、高速道路、最後はグネグネの山中越と全行程6時間180km、そのうち高速道路21kmの走行テストをしました。スタイロサンドイッチ工法(枠組壁工法)の強度は全く問題なかったです。
https://youtu.be/UM1QyKZxDhY
総じて評価しますと、自分としては非常に満足のいく結果になりました。殆どの不安は払拭されました。もちろん崩壊してませんし、亀裂も変形もありません。バンクとキャビンのクリアランスも変わっていません。つまり短期的な強度としては全く問題なかったです。もちろん経年劣化とか長期的にはわかりませんが、とりあえずは大丈夫でした。重さについてはほとんど普段の運転との違和感はなかったです。まあまだ内装も積荷もありませんのでなんとも言えませんが、軽量化の効果はあると感じています。
動画では真似しないでくださいと言っていますが、視聴者の方がもし再現されても問題ないと思います。今後、窓やドアの作り方、雨漏り対策、そういう動画も記録しておりますので、編集してシリーズでアップしたいと思います。

二人でゆったり手足を伸ばして寝返りうってもじゃまにならないように車中泊できるようなキャンピングカーがほしいと思っていたのですが、専用のキャンピングカーを買う余裕はないので、旅行に行くときだけ軽トラの荷台にこの居住空間―キャンピングシェル―といいますがそれを荷物として積んで行けるようにしたら普段は下ろしておけば、もちろん軽トラは普通に使えるので自分にはその方がいいかなと思って作りました。まだ内装は全然やっていなくて外側の箱だけですけど、とことん軽量化にこだわって、結構実験的に柱や梁や筋交を全然使わずにほとんどスタイロフォームだけで作るという変わった作り方をしました。
全部で重さ130kgちょっとぐらいで、まだ外側だけですが、それでもこれは、スゴイ軽いと思うんです。バンクといって、この運転席の上に張り出す部分ですね、を90cmもとってるし相当大きい割には軽いと思います。外側表面は厚さ1mmのフニャフニャの塩ビシートで底も屋根も全部覆いました。これなら塗装しなくてよいし、いいとおもいました。そして、内側はほとんど2.4mmのペラペラのベニヤです。しかも構造材としての柱も筋交いもない。枠としての3cm角の細い木はありますが、それでどうやって形を保っているか言うと、スタイロフォームです。発泡スチロールのようなもので、軽い。こんなんものは断熱材にしか使えないとおもわれるかもしれませんが、実はこれ意外と強いです。面全体に対する圧力には結構強い。点で押したら凹むけど、広く押したら全然へこまない。畳の中にも入っていたりしますし、コンクリートの嵩上げとか
大規模な例で言えば高速道路の盛土に使われたりしてるのです。圧縮にはめっぽう強い。それで、これを単なる断熱材としてではなくて、構造材として使ったわけです。表面以外ほとんどスタイロフォームです。スタイロフォームを薄いベニヤと塩ビシートでサンドイッチしてくっつけたいうことです。くっつける接着剤はシリコンシーリングです。これは多分ちょっとした冒険なんですけど、どうしてもこの方法でやってみたかったのです。1ヶ月以内に私が実験的に走行テストとかやっていきますので、失敗や不都合も必ず全部隠さず正直にレポートしますので、その結果見てからご自身でご判断いただけましたらと思います。これは結構実用になる方法かも知れないと、私は期待しているのですが、もしかしたら、壮大な失敗作になるかも知れません。
私は何もYouTubeというのは完璧な完成度の緋の打ちようのない100点満点のものだけ発表しないとだめだとは考えてはいません。不完全でツッコミどころ満載のものであっても何か冒険的な要素があるような面白いものならそれはどんどん発表して皆さんのご意見をおうかがいすればよいと思います。完全な駄作は発表するまでもないとおもいますけど、何か、改良、修正をするとか、うまく用途を変えるとかしたら使えそうなかんじがするとか、まあ、アイデアとして面白い、興味深いと思ってもらえるような内容なら動画にする価値はそれなりにあるとおもっています。具合の悪いものでもそれは世の中に悪影響を与えるものではなく正確にありのままを記録すればたとえ不都合があっても悪い見本としての価値は最低限あるとおもいます。
実際これは、運ぶときジャッキベースを倒して危ないことになっています。その他にも雨漏りとかありました。失敗もその解決法も含めてありのまま全部記録していきます。そういう内容は大事なことだとおもっています。私の動画はだいたいそういう傾向のものが多いのでこの内容そのまま再現される人もいらっしゃらないと思いますが、この動画の私のやり方というのはあくまでたたき台ですので、これをダシにしてにして、ご覧になる方のそれぞれのアイデアで色々アレンジしたり改良したり、実際使われる人にとってより良いものにしていただければ、私としてもこれほど嬉しいことはありません。そしてまた、こんなものを作ったよというようにコメントでお知らせいただければこの動画ページの内容も深まると思いますのでぜひお寄せいただきたいと思います。例によってツッコミのコメントも、反論するかも知れませんけど大歓迎しておりますのでよろしくお願いします。
バンク部分の下の板は、一番丈夫に厚み4cmで作っていますけど、あとの部分、床、壁、天井は全部3cm厚で作ってます。天井も左右の壁も床も全部20kgそこそこの重さです。先にまずそれぞれの面を作ってそれをくっつけて箱にしたわけです。普通、キャンピングシェルというのは家とおなじように、柱とか梁とかを入れて、後はそういうのに斜めの筋交いを入れて、そういうように骨組みを先ず作って、それに外壁や内壁を貼っていきますけど、これは違います。骨はなくて、バンクにも何にも梁を入れていません。いきなり床とか壁とか天井とか面を作ってそれらを最後に組み合わせたのです。周りの枠の細い木はありますが、ほとんどスタイロフォームだけで面を作ってるいうことです。これを私は勝手に
「スタイロサンドイッチ工法」
と名付けることにします。市販の建材でも、スタイロボードとか、スタイロウォールとかはあるみたいですが流石にホームセンターには売っていないのでシリコンシーリングで貼り合わせて自分で作ったということです。自作でも、木工用ボンドでくっつけている人はいらっしゃったと思います。それはいいと思いますが、ボンドがなかなか乾かないみたいです。まだ外の箱を作っただけで、走行テストも内装も何もしてませんし、セオリーも完全無視でバンクの中にも太い梁も何もないし、いわば完全な冒険なので実用性については全く未知数で、とんでもない失敗作になる可能性もありますが、私は楽観的かもしれませんがかなり手応えを感じています。
メリットとして、4つぐらいあります。
1.軽い(外装だけですけど130kgぐらい、無理したら3人で持てる、屈強な男の人なら多分前後二人で持てる)
2.加工が簡単で誤差が少ない(基本的にカッターと金切りバサミ)
3.もちろん断熱性にすぐれている
4.組み立てが簡単(半日でできる、ただし面を作るのに時間かかる)
ということはもうわかっています。それであとは強度さえ十分にあれば実用になると思います。ガタガタ道を走ってバラバラにならないにしてもコーキングのところで隙間できてくるとか、風を受けて歪んでしまうとか実際ある程度の距離走ってみないとわからない要素があるので、できるだけ早いうちに走行テストをしたいと思います。その内容もテスト走行テスト編という動画でレポートするつもりです。それから今回は外装の概要だけお伝えしましたが、窓やドアの作り方、モールの作り方、貼り方、外に出してから何度も土砂降りの洗礼を受けましたが、コーキングの仕方、雨漏り対策それからここまでにかかった費用10万程度かもうちょっとはかかっていると思いますが、もっと詳しく材料は何がいくらか明細も上げて、そういうことも外装詳細編という動画でレポートしようと思います。あと、内装はまだ全然やってないんでぼちぼちやっていきます。
ここしばらくは、「軽トラキャンピングカー」の製作が続きますのでシリーズ動画作っていこうと思います。どういう顛末になるのか、今のところわからないのですが、希望的観測ですけど、ワクワクするような気持ちがずっと続くような冒険になってくれるのじゃないかと私は期待しております。

BGMの曲は今村陽子さんのrainy dayです。
今村陽子さんのチャンネル
https://www.youtube.com/user/imamurastories
rainy day 1
https://youtu.be/6X-MYY7k_Yk
rainy day 2
https://youtu.be/jvw6Dqk5RsQ
今村陽子さんご本人に許可を頂いて使用しています。

#軽トラキャンピングカー#DIY#製作