オペラ「泣いた赤鬼」(原作|浜田廣介 作曲|松井和彦) 会場|ルネこだいら大ホール アーツ・カンパニー公演

2022/06/21 に公開
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オペラ「泣いた赤鬼」
〈無償の愛を描いた、日本の名作童話オペラ〉

日時|2021(令和3)年2月11日(祝・金)
会場|ルネこだいら大ホール

〈キャスト・スタッフ〉
指揮|藤原 規生
演出|山田 大輔

赤鬼|山田 大輔
青鬼|伊藤 和広
きこり|大島 嘉仁
きこりの娘|高橋 広奈
百姓|浅原 孝夫
百姓の女房|武部 薫
ナレーター|山下 由佳

ピアニスト|山田 洋子
打楽器|大野 美音

原作|浜田 廣介
作曲・脚本|松井 和彦
演出プラン|山田 純彦
照明プラン|中山 安孝
美術|南 雅之
衣装|清水 徳子
舞台監督|渡辺 重明
照明|ライティングアート
映像収録|東京コンサートシステム
装置・衣装|オペラアーツ振興財団
主催|アーツ・カンパニー

〈あらすじ〉
山奥に住んでいる赤鬼は、人間たちと仲良くなりたいと思っていました。そこで「ココロノヤサシイオニノウチデス」と、立て札を家の前に立てましたが、誰も来ません。親友の青鬼に相談すると「僕に良い考えがあるよ」と提案しました。青鬼の計画は大成功。おかげで人間たちは赤鬼のお家に毎日遊びに来るようになりました。
でも赤鬼は青鬼のことが気になり、家を訪ねると青鬼は留守でした。その代わりに赤鬼宛の置き手紙がしてありました。
「…どこまでも 君の友だち。 青鬼」
手紙を読んだ赤鬼は、心から泣いて謝りました。

〈ご挨拶〉
本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。大変な緊張感のある日々の生活の中で、皆様が今日の日のために心のご準備をしてくださったこと、そして何よりも、今日という日を一緒に迎えることが出来ましたこと、関係者一同、深く感謝御礼を申し上げます。
私共、アーツ・カンパニーは小平市仲町に居を構え、全国の皆様にクラシック音楽、特にオペラの素晴らしさをお届けするために、これまでにかけがえのない出会いを重ねて参りました。
 昨年の暮れには、お陰様で設立30周年を迎えることができました。図らずともこんな時代に突入しましたが、皆様のことを思い続けた日々でした。ギスギスとした毎日を過ごしていらっしゃる方も多いのではと思いますが、この作品の中にある人と人との「思いやり」、鬼と鬼との「思いやり」、人間と鬼が共存するという「思いやり」など、たくさんの「思いやり」を見つけて、硬くなった心を溶かしていただけるのであれば幸いです。
これまで様々なオペラの作品を全国で演奏してまいりましたが、今日は究極の愛に包まれているこの作品を、皆様にお届けします。
春の日差しがそこまで来ています。日頃、当たり前と思っていたものすべてが、これほどまでに愛おしいということを感じています。
令和3年2月11日 アーツ・カンパニー