1987年に、SEGAから登場したバイクレース型体感ゲーム「SUPER HANG-ON(スーパーハングオン)」より、4曲あるBGMから、「Outride A Crisis」を、YAMAHA FMシンセサイザー「DX7」で演奏させてみました。
メインとなる、ピアノの音色を、「DX7」で作りました。
SEGAのFM音源は、OPM系FM音源チップ「YM2151」で、4オペレーター8アルゴリズムのタイプです。
「DX7」は6オペレーター32アルゴリズムなので、音色を初期化した状態から、新しく作るしかありません。
ちょっと大変でしたけど、音色の特徴は捉えているかと思います。
あと、私の好みで、音色を少し明るめのメタリックな感じにしました。
ベースの音色は、「DX7」のプリセット音色NO.2の「BRASS 2」を、そのまま使っております。
ドラムは全て、AKAIサンプラー「S6000V2」を使って、サンプリング素材をMIDIで鳴らしております。
演奏データの作成は、YAMAHA「QY700」という、ハードウェアシーケンサーを使ってMIDIデータを作り、「DX7」と「S6000V2」をコントロールしております。
幸いに、この曲の楽譜を持っていたので、データ入力で大助かりだったのですが、ドラムパートが記載されてなかったので、仕方なく、ドラムパートは耳コピーしました。
「QY700」で「DX7」と「S6000V2」を演奏させた各パートを、パソコンのDAWソフト「CUBASE STUDIO 4」に、トラックごとにレコーディングし、ミキシングしました。
その際に、「DX7」のピアノの音色には一切手を加えず、そのままの音で鳴らしております。
やっぱり「DX7」のFM音源は、素晴らしいですね♪
ぜひ、この「DX7」サウンドを、聴いてみて下さい。