『将棋マダム』250万円払って藤井七冠の見届け人も経験 原点の空間で見た強さの秘密(2023年10月11日)

2023/10/11 に公開
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10月11日、前人未到の八冠をかけて京都で対局を行っている将棋の藤井聡太七冠、21歳。永瀬拓矢王座と熱戦を繰り広げています。その戦いを熱く見守る人がいます。その名も『将棋マダム』です。

 (将棋マダム)「将棋マダムと申します。よろしくお願いいたします。(Q将棋マダムってどういうこと?)将棋のブログを書いているので将棋マダムとなっています」

 月に1~2回、将棋のために旅行する将棋マダム。実は藤井七冠と深い縁があります。

 (将棋マダム)「(Q叡王戦の時に特別な経験を?)見届け人に当選したので見届けてきました」

 将棋のタイトル戦・叡王戦独自の制度「見届け人」となった生粋の将棋マニアです。見届け人になると、対局開始や終局後の感想戦を間近で見られるほか、「勝負めし」を味わえたり、対局で使用した駒をもらえたりするなど、プレミアムな体験ができるんです。しかし驚きなのはその料金!

 (将棋マダム)「250万円です。(Q抽選で当たって250万円払う?)そうです、そうです。払いました。(Qお仕事は?)専業主婦です、ははははは。(Q250万円はどうやって?)コロナ禍が終わるくらいの時に当たったので、旅行とか行こうかなとお金が結構貯まっていたんです」

 250万円と料金は超プレミアムで、倍率も30倍と激戦。そんな中、幸運をつかみ取り、念願の見届け人になりました。会場は名古屋の老舗料亭「か茂免」。

 (将棋マダム)「(Q藤井7冠とはどれくらいの距離だった?)最後2ショットで写真を撮れた。この距離。すごくドキドキしちゃって。(Q思い出しても興奮が止まらない?)ドキドキしちゃいました」

 そんな乙女な将棋マダム。強さの秘密を探るため、藤井七冠がプロ棋士としての第一歩を踏み出した名古屋市の「杉本昌隆将棋研究室」を訪れたことがありました。

 (将棋マダム)「わ~すごい!お邪魔します。先生お久しぶりです」
 (杉本昌隆八段)「マダムとお会いするのはお久しぶりでございます」

 迎えてくれたのは藤井七冠の育ての親・杉本昌隆八段。

 (杉本昌隆八段)「見届け人をやっていただいて、控え室でご一緒させていただいた」

 実は将棋マダム、叡王戦の際にすでに杉本八段と対面を果たしていたんです。将棋界ではちょっとした有名人の将棋マダムと中を見学させてもらいました。

 (杉本昌隆八段)「藤井七冠も初めの頃はやはり下座のこのへんに」
 (将棋マダム)「失礼します。いやぁ、すごい。ふふふふふふ、すごい。同じ空間にいられるだけでドキドキしちゃいます」

 この部屋は藤井七冠が小学5年生の頃から練習をしていた場所。今でも初心を忘れないよう、月に一度はこの場所で練習をしています。

 (将棋マダム)「わ~すごいすごい」

 そしてマダムが何より興奮したのが…。

 (将棋マダム)「これ藤井先生のお古ですよね?」
 (杉本昌隆八段)「これはお古ですね」
 (将棋マダム)「わ~すごいすごい!夢がかないました。感動です」

 マダムが一番見たかったというのが将棋の研究のために藤井七冠が自作したというパソコンの本体です。

 (杉本昌隆八段)「新しいものをスポンサー様からいただいたということで、藤井七冠が今までのものをこの教室に進呈しますよということで、こちらに置いています」

 幼少期から自作のパソコンを使い、AI将棋で腕を磨いていた藤井七冠。強さの秘密について師匠はこう話します。

 (杉本昌隆八段)「日常の中に将棋が完全に入り込んでいるからかなと。当たり前のように将棋というものが身近にあるから、勉強とかそういうレベルではなくて、あって当たり前で。絶対に欠かすことがないんですよね、どんな忙しい時でも」

 強さの秘密を知った将棋マダムは10月11日の対局をどんな思いで見守るのでしょうか?

 (将棋マダム)「歴史的な瞬間なので見届けに来ました。100年に1回くらいの歴史的瞬間だと思います」


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