“メルトダウンした核燃料”を初撮影 (2013/3/4「報道ステーション」放送)

2019/02/21 に公開
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福島第一原発の事故から2年になろうとしているが、炉心やメルトダウンした核燃料がどのような姿になっているのか、ほとんどわかっていない。しかし、今回、その手がかりとなりそうな“メルトダウンした核燃料”を間近で撮影することができた。茨城県東海村にある『原子力科学研究所』には、アメリカのスリーマイル島原発事故で発生した“メルトダウンした核燃料”が保管されている。人為的ミスと故障が重なり、炉心から冷却水が失われたスリーマイルの事故。核燃料の半分がメルトダウンした。その後、炉心から溶けた燃料が回収され、日本やヨーロッパも加わり、共同研究が行われた。1991年、研究の一環として、3キロの燃料が東海村に運ばれ、厳重に保管されていた。今回、この“スリーマイルの遺産”が取り出されたのは、福島第一原発の廃炉作業の参考とするためだ。今後、塊を切断して硬さを調べたり、内部の構造を分析していく。スリーマイル原発でメルトダウンした核燃料の残りの大部分は、ロッキー山脈近くの研究施設で保管されている。スリーマイルの事故では、これらの燃料をどのように取り出したのか。
※テキストや動画に掲載されている情報は、放送当時のものです。
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