世界が混乱 謎の国家騒動 “カイラサ合衆国”の正体

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2月、スイスのジュネーブで行われた国連の会合。
流ちょうな英語で発言するのは、カイラサ合衆国大使を名乗る女性。

隣に座る女性も真剣な表情で耳を傾ける。

“カイラサ合衆国”大使名乗る女性「“カイラサ合衆国”を代表して発言します。カイラサでは食料や教育、医療などをすべて無料で提供しています」

しかし国連は、この発言を無視することを表明した。

一方、きらびやかな民族衣装を着たカイラサ合衆国大使だという女性と、スーツ姿の男性が書類にサインをしている。

アメリカ・ニュージャージー州最大の都市ニューアーク市で行われた姉妹都市の提携を結ぶ署名式。

ところが数日後、市議会は姉妹都市の契約を取り消した。

その理由は、実は“カイラサ合衆国”という国は存在しないことがわかったという。

謎の国家“カイラサ”を名乗る人物たちは、いったい何者なのか。

南米エクアドル沖の島を購入して新しい国家を作ったとしているが、海外のメディアによると、代表は、詐欺師の男。

女性への暴行の罪で起訴され、4年前インドから逃亡したということだが、“カイラサ合衆国”の広報は、これらを否定している。

一時的に姉妹都市になってしまったニューアーク市民からは、「グーグル検索する人はいなかったのか」などと、あきれた反応があがっている。


FNNプライムオンライン
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