南西諸島の無人島が自衛隊基地に 馬毛島基地(仮)着工1年 巨額防衛費と人口減に悩む自治体~苦肉の策で防衛施設誘致も 朝の通学路~見守りボランティアは迷彩服!?【テレメンタリー】

2024/02/24 に公開
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「南西諸島」と呼ばれる島々の北の端に位置する鹿児島県の種子島や屋久島。

周辺は中国の艦艇が通過するなど防衛省が警戒を続ける海域で、政府は種子島沖の無人島「馬毛島(まげしま)」で米軍の訓練移転を伴う自衛隊基地建設を進めている。陸海空の自衛隊による統合的な訓練も可能となる馬毛島を専門家は「訓練コンビナート」と表現する。
馬毛島にもほど近い屋久島沖では2023年11月に米軍オスプレイが墜落し、乗組員8人全員が死亡。地元の住民からは馬毛島基地の運用が始まれば同様の事故がさらに増えるのではと不安の声も上がる。


さらに南の奄美大島では5年前、ミサイル配備を伴う駐屯地や分屯地が相次いで開設された。
少子高齢化、人口減少に悩む自治体では自衛隊施設を歓迎する声も少なくない。朝の通学路では迷彩服の隊員が子供たちの見守りボランティアに立つ。島内では入隊希望の若者も増加傾向だ。


離島に限ったことではない。
鹿児島県北部の山間の町では政府が2024年度当初予算案で弾薬庫の設置調査費として10億円を盛り込んだ。町はコロナ禍も中断することなく官民一体で防衛施設誘致の陳情を続けてきたと言う。別の町では町長みずから「企業誘致より防衛施設の誘致が有効」と話す。


馬毛島基地建設をはじめとする「南西諸島防衛の強化」と「人口減少」の同時進行。
各地の変化を伝える。


ナレーター:村川 裕(KKBアナウンサー)
制作:鹿児島放送


#無人島  #自衛隊   #防衛費


【テレメンタリー】テレビ朝日系列の全国24社が共同で制作するドキュメンタリー番組。
週替わりで各局が制作を担当し、独自の視点で制作しています。


※地域ごとに放送時間が異なります。詳細はHPをご覧ください。


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