【権堂商店街】長野市の善光寺のお膝元、県下有数の歓楽街、権堂町にある昭和レトロなアーケード商店街。近くのイトーヨーカドーの閉店とともに客足はさらに減少傾向。相生座は今も健在。

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歴史と文化、そして伝統と風格を兼ね備えた長野市。その長野市のシンボル的な存在でもある権堂商店街へようこそ!権堂商店街は善光寺のお膝元に位置し、雨の日も風の日も買物を楽しめるアーケードのある昭和レトロな商店街です。

権堂商店街の歴史は古く、1961年(昭和36年)に長野県で初めてアーケードが設置されました(なお、当時の通りの名称は相生町通り)。

その後老朽化により2代目のアーケードが1995年(平成7年)に完成しましたが、開閉式であり、晴天時には屋根を開くことができます。

毎年、長野七夕まつり(7月中旬〜8月7日)の頃には巨大な七夕飾りがアーケードの屋根に吊るされて権堂商店街を華やかに彩ります。残念ながら2021年は中止になりました。

権堂商店街のシンボルは町に伝わる勢獅子(きおいしし)です。アーケード東端の秋葉神社境内に獅子頭の大きな銅像が置かれています。動画の前編の方で登場するのでご覧ください。

権堂商店街は長野県有数の歓楽街で、商店や飲食店、映画館をはじめとする娯楽施設が所狭しと建ち並び、活況をみせてきました。最盛期だった昭和30~40年代は、昼夜を問わず人がひしめき合うほどの込み具合で、通りの向こう側が見えなかったといいます。

さらに、権堂商店街に隣接するように1978年(昭和53年)6月にはイトーヨーカドー長野店が完成。イトーヨーカドーで日用品、映画館や飲食店、カラオケ屋などは権堂商店街、などという楽しみ方もできました。

しかし、2020年にはイトーヨーカドーが閉店、権堂商店街のかつての賑わいは少し寂しくなり、すっかり落ち着ついた商店街になっています。

昭和レトロな雰囲気を色濃く残す、ちょっとしたディープゾーンになっています。ここを歩くと長野市の発展の歴史をわずかばかり肌で感じられます。

#権堂商店街#長野観光#長野市#相生座