選挙の公約で新幹線の函館駅乗り入れを掲げる北海道函館市は、3日、市長自ら道やJRを訪ね、実現の協力を求めました。
3日午後、北海道庁を訪れた函館市の大泉潤市長。先週、函館市が「実現可能」と結論付けた、新幹線・函館駅乗り入れ構想の調査結果を副知事に伝えました。
現在、乗り換えが必要な、新函館北斗と函館の間に直接、新幹線の乗り入れを目指すもので、函館市は、青函トンネルのように在来線にレールを1本加える工事で160億円台で可能とします。
大泉市長が次に向かったのは、JR北海道。1日、綿貫社長はこの構想の課題を指摘していました。
JR北海道 綿貫泰之社長(1日)
「在来線として生きている線区なので、そういった課題にどう対応するのかも含めて、(函館市の)考え方もを聞かなければならないと思う」
JR北海道の心配は、例えば新幹線の“車両費”です。10両3編成で150億円ほどかかると見込まれますが、函館市の調査には車両費の記載はありません。
函館市 大泉潤市長
「(JR側から)やはり車両も負担という話も出てくるでしょうと、そのことについて記載が乏しいというか、懸念があるという話だった。車両費以外にも疑問点や懸念がありましたので、今後それをしっかり答えいくことになる」
函館の悲願は、実現に向けて動き出すのか?今後の計画について大泉市長は「まずは市議会で議論を深めていきたい」としています。2024年04月03日(水) 17時20分 更新
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