「警察も俺のことを怪しんでいた」高齢夫婦殺害で犯人と疑われた長男語る　“新たな被害”も判明　茨城・つくば市【モクゲキ！】

6年前に高齢の夫婦が殺害され、犯人ではと疑われた長男。
現場で同行取材すると、新たな被害が明らかになった。

両親を殺害された小林照幸さん「痛々しかったよね、血の痕とか。顔とかも切れていたし、鼻もつぶれていたし」

長男が目撃したのは、無残にも変わり果てた父親の姿だった。

両親を殺害された小林照幸さん「警察も俺のことを怪しんでいた」

つくば市高齢夫婦殺害事件。
事件発生から6年、犯人は一体どこにいるのか。

2018年の元日、茨城・つくば市の住宅で、高齢の夫婦が血だらけの遺体となって発見された。

亡くなったのは、小林孝一さん（当時77）と妻の揚子さん（当時67）。
小林さん夫婦の頭部には、鈍器のようなもので複数回殴られた痕があり、死因は失血死だった。

孝一さんの長男・照幸さんは...。

両親を殺害された小林照幸さん「痛々しかったよね、血の痕とかね。母親の方は廊下（で亡くなっていた）。逃げようとしたのかな。親父は寝室の方で（亡くなっていた）。おでこにハンマーみたいなあざ、殴られたんだなと。顔とかも切れていたし、鼻もつぶれていたし」

照幸さんによると、犯人は外からはしごを使い、2階のベランダへ。
施錠されていない窓から部屋に侵入し、寝室にいた小林さん夫婦を殺害。
ベランダから屋根を伝い、飛び降りて逃走したとみられている。

なぜ小林さん夫婦は殺害されたのだろうか。

事件が起きた現場は、住宅街から離れ、林で覆われた一軒家。

両親を殺害された小林照幸さん「ポツンと一軒家でしょ。最初にここに住んだときから、『気持ち悪い、怖い』と母親は言っていた」

実は、この住宅では、事件の前にも不審なことが何度か起きていたという。

両親を殺害された小林照幸さん「（事件前）新聞あそこに入っているのが盗まれたとか、ガラス割られたとか、いろいろ話が出ている」

すると、取材中に新たな被害が判明した。

両親を殺害された小林照幸さん「（Q. どうしました?）泥棒入られている。警察に電話するね、いい? 『今、テレビの取材で現場来たら泥棒入られているのよ』」

住宅の鉄格子が一部外され、窓ガラスが割られている。
現場の住宅を案内してもらったこの日、泥棒が侵入しているのが新たに発覚した。

住宅で起きた数々の異変は、夫婦殺害事件と関連はあるのだろうか。
取材を進めると、犯人の狙いに心当たりがあるという人物がいた。
殺害された孝一さんの妹だ。

孝一さんの妹「ここ（私の家）直してもらうのに200万円渡した」

孝一さんに渡した現金200万円が消えてしまったという。

孝一さんの妹「警察の人が『お金はなかった』って言うのよ、どこ探しても。だからそれが、どうしても不思議でたまらない」

金を狙って犯行に及んだ可能性もあるのか。

両親を殺害された小林照幸さん「何で（父を）殺したのか知りたい」

両親がなぜ殺害されたのか、そして、犯人は誰なのか。
照幸さんは情報提供を求め、自分たちで100万円の私的懸賞金をかけた。

そして、いまだ逃げ続けている犯人に対し、照幸さんは「逃げているのもつらいから、出てきて、話聞くから。よろしくお願いします」と呼びかけた。

情報提供は「つくば警察署捜査本部（0120-144-559）」まで。

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