【解説】
① 「源氏物語 組曲(朗読付き」平塚芳朗作曲、朗読監修:浅井たかえ
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんで、紫式部の「源氏物語 組曲」を取り上げることになりました。この曲は、南米巡演演奏ツアーのために、家元、平塚芳朗が書き下ろした30分の長編楽曲です。ブラジル各地、アルゼンチン、ウルグアイ、そして、東京、名古屋で公演しました。本日は、浅井たかえ朗読教室の皆様にご参加頂き、10の組曲のうち、「プロローグ、光源氏誕生、更衣桐壺」を演奏します。
続きは、YouTubeの麗明佑美香 箏・三味線チャンネルでご覧いただけます。家元 平塚芳朗の尺八や、童謡歌手 高橋房代さんの歌も入り、組曲は、「憧れの藤壺」「若紫」「花の宴「朧月夜」「須磨の笛」「蛍火の恋」「エピローグ」と続きます。是非お聴きください。
② 「千本桜」 作曲:黒うさP(2011年)
千本桜は、2011年に黒うさプロデューサーが作詞・作曲した、好きなボカロ曲ランキング1位にもなった楽曲です。ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネットで発表し、和楽器バンドがカバーして有名になりました。今日は、箏、三味線、和太鼓、シンセサイザー編成し、華やかながら、年齢を問わず楽しんで演奏できる編曲にしました。
③ 「元禄花見踊」作曲:3世杵屋正治郎。1878年) 編曲:平塚芳朗
明治11年の3世杵屋正治郎の作で、時代的に最も華やかだった元禄時代期の花見風景を描いています。この曲は、その年に再建中であった歌舞伎の新富座が完成し、そのお披露目で初演されました。江戸時代 中期、着飾った武士や遊女、奴(やっこ)、町人、娘などが、桜が満開の上野の山で花見に興じて踊るといった、絵巻さながらの華やかな楽曲です。