#japaneseharp #syamisen【箏(琴)三味線•和太鼓•朗読 演奏会2024 in 揚輝荘】「源氏物語」「YOASOBIアイドル」「千本桜」「元禄花見踊」等

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ゲスト:和太鼓 松村あゆみ、
浅井たかえ朗読教室、モンゴル

00:04 「源氏物語 組曲 」(朗読付き)箏3・和太鼓・シンセサイザー
06:58 「千本桜」箏2・三味線・和太鼓・シンセサイザー
10:21「元禄花見踊」箏2・三味線2・和太鼓・シンセサイザー
15:16「お江戸日本橋」箏2
19:58「NHK大河 八重の桜」箏2・三味線・パーカッション・シンセサイザー
23:14「君をのせて~天空の城ラピュタ」箏2・シンセサイザー
27:22「YOASOBIアイドル」箏3・三味線・シンセサイザー
30:43「レイクルィーズ」箏3・シンセサイザー
36:21「必殺仕事人~荒野の果てに」三味線・シンセサイザー
40:30 馬頭琴とホーミー「ハリォン色の愛馬」
   「モリン トウブルグーン~馬の走る音」「ホーミーのメロディー」
51:40 モンゴルの歌「会える日はいつか来る」「人生は愛から始まる」
57:18「数え歌変奏曲」箏 (カナダからリモート出演)

【解説】
① 「源氏物語 組曲(朗読付き」平塚芳朗作曲、朗読監修:浅井たかえ 
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんで、紫式部の「源氏物語 組曲」を取り上げることになりました。この曲は、南米巡演演奏ツアーのために、家元、平塚芳朗が書き下ろした30分の長編楽曲です。ブラジル各地、アルゼンチン、ウルグアイ、そして、東京、名古屋で公演しました。本日は、浅井たかえ朗読教室の皆様にご参加頂き、10の組曲のうち、「プロローグ、光源氏誕生、更衣桐壺」を演奏します。
続きは、YouTubeの麗明佑美香 箏・三味線チャンネルでご覧いただけます。家元 平塚芳朗の尺八や、童謡歌手 高橋房代さんの歌も入り、組曲は、「憧れの藤壺」「若紫」「花の宴「朧月夜」「須磨の笛」「蛍火の恋」「エピローグ」と続きます。是非お聴きください。

② 「千本桜」 作曲:黒うさP(2011年)
千本桜は、2011年に黒うさプロデューサーが作詞・作曲した、好きなボカロ曲ランキング1位にもなった楽曲です。ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネットで発表し、和楽器バンドがカバーして有名になりました。今日は、箏、三味線、和太鼓、シンセサイザー編成し、華やかながら、年齢を問わず楽しんで演奏できる編曲にしました。

③ 「元禄花見踊」作曲:3世杵屋正治郎。1878年) 編曲:平塚芳朗
明治11年の3世杵屋正治郎の作で、時代的に最も華やかだった元禄時代期の花見風景を描いています。この曲は、その年に再建中であった歌舞伎の新富座が完成し、そのお披露目で初演されました。江戸時代 中期、着飾った武士や遊女、奴(やっこ)、町人、娘などが、桜が満開の上野の山で花見に興じて踊るといった、絵巻さながらの華やかな楽曲です。

④ 「お江戸日本橋」 作曲者不詳、編曲:平塚芳朗
東京日本橋における民謡で、起点・日本橋から京都までの東海道五十三次の宿場名を歌い込んだ俗歌。1872年(明治5)ごろ流行しました。オペラ『蝶々夫人』にも取り入れられ、世界的にも知られています。メロディの原調は、江戸中期ごろ甲斐国(山梨県)の富士川沿岸で歌われていた盆踊り唄と言われてます。

⑤ 「八重の桜」NHK大河ドラマ (2012年作曲:坂本龍一)
2012年~2013年に、かけて放送された、NHK大河ドラマのテーマソングで、坂本龍一の作曲です。幕末の会津藩で、砲術師範の娘として会津戦争を戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる新島八重の、数奇で波乱に満ちた生涯を描いた物語。
 
⑥ 「君をのせて」作曲;久石譲(1986年)
「 あの地平線 輝くのは どこかに君を かくしているから 」で はじまる「天空の城ラピュタ」の主題歌。作詞は宮崎駿、作曲は久石譲です。ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』に書かれた、空に浮かぶ島に想を得て、宮崎駿が初めて映画のみのオリジナルで製作した冒険アクション。20世紀初頭の西欧のムードを持った世界を舞台に、伝説の浮島・ラピュタをめぐる、正邪の攻防戦が描かれています。

⑦ 「Idol(アイドル)」作曲:Ayase (2023年)
TVアニメ【推しの子】YOASOBIが歌うオープニング主題歌「アイドル」日本の音楽ユニットYOASOBIの楽曲。2023年5月26日に配信限定シングルとしてリリースされました。歌詞は、無敵の笑顔で荒らすメディア / 知りたいその秘密ミステリアス / 抜けてるとこさえ彼女のエリア / 完璧で嘘つきな君は / 天才的なアイドル様 ...と、はじまります。

⑧ 「レイク・ルイーズ」作曲:平塚芳朗(1999年)
家元・平塚芳朗が、1999年に、演奏旅行でカナダを訪れた際、カナダアルバータ州のバンフ国立公園内にある湖、レイクルイーズのほとりを散策し インスパイアされて作曲した楽曲。その年の帰朝講演で初演し、CDにも組み込まれています。氷河湖、ルィーズは、氷河から解け出た水に含まれる岩粉により、湖は独特な深いエメラルド色をしています。湖周辺ではハイキングや登山の他、スキーを楽しむこともできる景勝地です。カナダの湖の畔にいる気分でお聴きください。

⑨  「必殺仕事人 荒野の果て」作曲:平尾昌晃
次は、1972年に始まった、藤田まことさん主演の人気時代劇「必殺」シリーズの、アイコン的名曲「荒野の果てに」です。作曲は、シリーズ全体の楽曲を手掛けた平尾昌晃さん。昨年末の必殺仕事人では、東山紀之さんが主演を務めて引退作となりました。
「風吹き荒れ 雨が降りつぐ恋をなくした 男の背中に」で始まる歌詞は、山口あかりさんの作詞です。

⑮「数え歌変奏曲」わらべうた 編曲:平塚芳朗 
一つとや 一夜(ひとよ)明ければにぎやかで にぎやかで~と始まる、わらべうた「かぞえうた」を平塚芳朗が華やかな変奏曲に編曲しました。
最近では、「鬼滅の刃」の16巻で、鬼舞辻無惨が産屋敷家を襲来した時に娘二人が歌ってストーリーの伏線として使われました。

<<モンゴル音楽>>
 ★馬頭琴とホーミ― Demberelsundui Bataa (デメべレル・ソンドイ)
⑩「ハリォン色の愛馬」
モンゴルの長唄、馬頭琴を弾きながら歌います。
長唄は、歌詞を美しい旋律でゆったりと歌う民謡です。曲名にある『ハリオン色』と言うのは馬の毛色を表す独特な言葉で、このように毛色で表現する事が多いのもモンゴル語の遊牧民文化の特徴です。

⑪「馬の走る音」作曲家:イデルバト
馬頭琴のために作曲です。 この曲は モンゴルの大草原を走り抜ける馬を表現していますので、ぜひ風景を思い浮かべながら聞いてみてください。

⑫「ホーミーのメロディ」馬頭琴の演奏と4種のホーミー

★モンゴルの歌 Өсөхбаярын Лхагвасүрэн (ウスフバヤル ルハグワスレン)

⑬ 「会える日はいつか来る」モンゴルの歌
いつか、自然豊かな故郷へ帰って、待ち遠しく待っている家族と会えるんだ、と言った故郷を懐かしく思う気持ちを表した歌です。

⑭ 「人生は愛から始まる」モンゴルの歌
この世の中の何事も、愛があるから成り立っているという気持ちを唄った曲です。

★モンゴル音楽について★
【馬頭琴】
この楽器は日本では「馬頭琴」と紹介されていますが、モンゴル語では「モリンホール」 と言い“馬の楽器"の意味を持っています。
馬頭琴の一番の特徴は楽器に馬の頭の彫刻がついているところ。 また本体と弓の弦はどちらも馬のしっぽの毛を使っています。本体の弦は2本に見えると思いますが、実際には100本から130本のしっぽの毛を束ねて使っています。
演奏の際、弦を上からではなく横から押さえて演奏します。これが他の弦楽器と違う特徴的な演奏方法です。

【ホーミー】 モンゴル遊牧民の習慣、生活、文化から生まれたホーメイは、自然と最も近くそして人が楽器になったかのような、大変難しくそして興味深い歌唱芸術のひとつです。 ホーメイは、人間の発声器官による音楽芸術の中でもまったく異なる大きな特徴を持っており、一人の人間が2つの音を同時に美しいメロディーとして奏でるという大変驚くべきものです。 ホーメイという語については、「ホ」はアルタイ語の「ヒ」「キ」という音から発生したもので、その意味は「人」、「メイ」は羊やヤギ、牛が鳴くという意味の語根から、と言われています。 ホーメイの起源については数多くの説がありますが、その中のひとつをご紹介しましょう。
昔、金持ちの家から金品を奪い、貧しい人たちに分け与えていたある男が、追っ手から逃れて隔れながら 各地を渡り歩いていました。ある日川べりで一休みしていたときに、その川のうなるような水流音を真似て、同じょうな音を出そうと口から低い声を出しました。
そこからホーメイの音が生まれ、ホーメイができあがりました。