日本近代文学特別講義 石川啄木と宮沢賢治 休憩室

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日置俊次です。
YouTubeヒオキワールドちゃんねるの「日本近代文学特別講義」です。
国語の教科書に載っている有名な作品や作家を論じていきます。
今日は石川啄木と宮沢賢治の関係についてお話します。
石川啄木の短歌は、よく教科書に載っていますね。
 たはむれに母を背負ひて
 そのあまり軽(かろ)きに泣きて
 三歩あゆまず
こんな3行書きの短歌が有名です。
しかし、啄木はそんなにお母さん思いだったのでしょうか。
実は、啄木とお母さんの間には、愛憎が渦巻いていたというのが実際のところなのです。
これは芥川龍之介と、母代わりの伯母フキの関係にも当てはまります。
そして賢治の場合も、お母さんとの関係は少しこじれていました。
お母さんが結核だったからです。
賢治は隔離されて育てられ、お母さんに抱かれたことがありませんでした。母乳ももらえませんでした。
賢治にとってお母さん代わりのトシは、お母さんから感染して結核で亡くなりました。
作家たちの、母に対する複雑な事情を読み取っていきましょう。
作家が語る作家の謎。作家たちの心に迫ります。

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4月24日