日南市を流れる酒谷川で、伝統的なテナガエビの漁が今年も始まりました。 日南ではダクマエビ(ナガシエビ)とも呼ばれるテナガエビの漁は初夏の風物詩。
カゴにはエサとなる米ぬかを入れ、前日の午後に仕掛けます。 仕掛けのポイントは、川の流れが急ではなく、石が多くあるところだそうです。
一夜明けて、カゴをとり出すと、中には体長10センチ前後のテナガエビがたくさん入っています。 この日10個のカゴで、あわせて5キロ程の水揚げでした。
この漁を60年以上続けている、戸田博さんは(77歳/日南広渡川漁業協同組合・代表理事組合長)「例年でしたら5月頃から始めるんですけど、今年は雨続きで(漁は)今からということになります」と話していました。
テナガエビは味噌汁や、から揚げなどにすると美味しいそうです。 テナガエビの漁は9月頃まで続きます。
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