この世に生を受けた使命とは何か【仏教の教え】

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「人生の目的は何か?」と聞くと、プロ野球選手とか、ノーベル賞とか、温かい家庭を築く、といった各人各様の答えが返ってきますが、それはその人の「生きがい」であって、「人生の目的」ではありません。
「人生の目的」と「生きがい」とを混同しているから、それで答えたつもりになってしまうのでしょう。



「人生の目的」と「生きがい」は、全く違います。
「人生の目的」とは、“人間に生まれてきた目的”“生きる目的”です。
「生きがい」は、“生きる明かり”“生きる支え”です。
その違いが曖昧模糊としている人は多いので、仏教ではここを丁寧に説かれています。



まず「生きがい」ですが、生きがいがなければ、人は生きてはいけません。
人間、生き抜くにはどうしても生きる明かり、生きる支えが必要です。
待ち受け画面を奥さんと子供の写真にしている友人が多いですが、「妻子のためにも頑張らなきゃ」と励みにしているのでしょう。
それは「家族」を生きがいにしている人です。
晩酌が楽しみで生きているようなもんですわ、という人は、晩酌を力に、嫌なことも乗り越えているのですから、「晩酌」を生きがいにしている人です。
もしその人から晩酌を奪ってしまったら、生きる力を失ってしまうでしょう。



以前ある大学生が「生きててもいいことないので、死のうかなとずっと思っていました。ただ少年ジャンプのあの続きどうなるのかな、とそれを明かりで、とりあえず月曜日まで生きよう、と。それをつなぎ合わせて、今まで生きてきたようなもんです」と言うのを聞いたことがあります。



この学生の話に通ずると思うのが、太宰治のこの言葉です。
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死のうと思っていた。
今年の正月、よそから着物一反もらった。
お年玉としてである。
着物の布地は麻であった。
鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。
これは夏に着る着物であろう。
夏まで生きていようと思った。
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先ほどの大学生でしたら、少年ジャンプを生きる明かりにしていた、ということですし、太宰治なら、着物一反の着物を生きる明かりにしようと思った、ということでしょう。



かくの如く、私たちは、さまざまなものを生きる明かり、生きがいにして、なんとか懸命に生きている存在です。
ちょうど海におぼれたら、何か浮いている板切れや丸太に必死にしがみつくようなものです。
なんでもいい、とにかく何かにすがりつかないと、波が苦しくてつらくって泳げていけないように、私たちは何か信じる明かりがなければ、生きていけない存在なのです。



では生きがいを支えに、生き続けているのは何の為なのでしょうか。
生きていくために必要な生きがいですが、なぜ生きていかねばならないのでしょう。
なぜ人は生きているのか、そもそもなぜ死んではいけないのか、生きがいを支えに生き続けたところで、いつかは死ななければならないというのに・・・。
【必ず死ぬのに、なぜ生きる】
これが「人生の目的」とは何か、という問いです。




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(自己紹介)
1988年早稲田大学を中退し、仏教講師の道を目指す。
浄土真宗親鸞会で仏教講師の資格を取得、全国各地で公開講座を始める。
2010年からメールマガジンをはじめ、読者12000人の仏教最大級のメルマガ執筆
2014年からは全国をつなぐオンライン講座の動画レクチャーでも活動中。
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