ピアノの国際コンクールのアジア大会で、最高峰の金賞を受賞した6歳の男の子がいます。純粋な心で“まろやかな音”を奏でる男の子の夢は、「ピアノが弾ける飛行機の整備士」です。
優雅な音色を奏でるのは、香南市に住む6歳の川崎優翔(かわさき・ゆうしょう)くん。
先日、認定こども園を卒園しました。優翔くんは、1月に行われた「ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」で、幼児部門の最高峰「金賞」を受賞しました!地区大会、全国大会を突破し、アジアの大舞台での快挙です!
Q.ステージで弾いている時はどんな気持ちだった?
(川崎優翔くん)
「緊張しました。(金賞を受賞して)うれしかったです」
3歳のころ、同じ園の大好きな友だちに憧れてピアノを始めた優翔くん。現在は、週に1回、高知市の音楽教室に通っています。教室の先生によると優翔くんのピアノは、「純粋な心がそのまま音色に現れた“まろやかな音”」とのこと。そんな優翔くんは、ある、意外な“夢”を抱いています!
Q.将来の夢を教えてください
「飛行機の整備士です」
「飛行機が大好き」だという優翔くん。「整備士になりたい」と思うようになったのは、1月、全国大会のため利用した羽田空港で衝突事故を起こした後の飛行機の“残骸”を見たことがきっかけでした。
(川崎優翔くん)
「飛行機が壊れちゅうところを見て『整備士になりたい』と思いました」
Q.ピアノが弾ける飛行機の整備士?
「はい」
4月からは、小学1年生。“ピアノが弾ける整備士”を夢見て、優翔くんは、きょうも“まろやかな音色”を奏でます。