ゴンドラの唄

2013/03/28 に公開
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大正三年
詞 吉井勇
曲 山中晉平歌詞は数々の新聞で五線譜とともに発表された。上演当日に、劇場の廊下に歌詞を大きく書いた紙を貼り出すと、それをメモしようと客が群がり、合唱となったエピソードもある[5]。中山の生誕地である長野県中野市の中山晋平記念館には、この歌の歌碑がある。

当時は歴史的仮名遣いが用いられていたが、ここでは現代仮名遣いで表記する。作詞者は島村が1918年、相馬が1950年に、作曲者は1952年に亡くなっているために、本楽曲に関するベルヌ条約に基づく著作権は消滅している。

カチューシャかわいや わかれのつらさ
せめて淡雪 とけぬ間と
神に願いを(ララ)かけましょうか

カチューシャかわいや わかれのつらさ
今宵ひと夜に 降る雪の
あすは野山の(ララ)路かくせ

カチューシャかわいや わかれのつらさ
つらいわかれの 涙のひまに
風は野を吹く(ララ)日はくれる

カチューシャかわいや わかれのつらさ
せめて又逢う それまでは
同じ姿で(ララ)いてたもれ

カチューシャかわいや わかれのつらさ
ひろい野原を とぼとぼと
独り出て行く(ララ)あすの旅