亀井静香氏『何億円もの金を1000万単位くらいで配ってましたよ』『派閥が議員に金を配るのは当たり前。なぜ届け出なかったのか』【自民 裏金疑惑】(2023年12月22日)

2023/12/22 に公開
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自民党を大きく揺るがす裏金疑惑。二階派「志帥会」の創設メンバーでもある亀井静香氏(87)はどうみているのでしょうか?

 12月19日の夜、安倍派の中心メンバーだった小泉純一郎元総理や、亀井静香元政調会長、山崎拓元副総裁らが会食。

 (小泉純一郎元総理 12月19日)「(Q安倍派に強制捜査が入ったが?)そんな話は出なかった。(Q派閥の解消については?)いやいや、みんな仲間だから。世間話ばっかり。がんばろうと」

 (山崎拓元副総裁 12月19日)「岸田総理の支持率が回復しなければ、次の選挙、岸田総理のもとで戦うのは難しいと」

 その場では“選挙の顔”についての話も出たといいます。

 (山崎拓元副総裁 12月19日)「名前が出たのは石破さん、小泉(進次郎)さん、上川(陽子)さん。小泉元総理が『(進次郎は)まだ40歳だから50歳になるまでは立ってはならない』ということを本人に申しつけてあると」

 この夜、一体何が話し合われていたのか。12月22日、亀井元政調会長を直撃しました。

 「(Q裏金疑惑に関しての話は出た?)なんでそんな楽しく酒飲んでるのにそんな話しなきゃならんのだ。(小泉)純ちゃんと俺はケンカした仲だけどね、仲良くやってきたよ。(Qお嫌いではないんですか?)政治家はケンカしたり仲良くなったりする、そういう人種なんだよ。きのうの敵はきょうの味方」

 亀井元政調会長と言えば、1999年、中曽根康弘元総理が所属する旧渡辺派と亀井氏のグループで現在の二階派となる「志帥会」を立ち上げ。

 (志帥会 亀井静香会長代行※当時)「従来の集団の枠から出て大同団結、結束をしようと」

 しかし、小泉政権の時に郵政民営化法案に派閥の会長として反対。

 (亀井静香会長※当時)「腐ったニンジンをぶら下げられて、それを食べたら下痢をすることをみんな覚悟していますよ」

 (小泉純一郎総理※当時)「郵政民営化法案を廃案にさせるということは倒閣運動、そう受け取るのが自然でしょう」

 郵政民営化に反対した派閥メンバーが選挙公認を得られなかった責任をとる形で派閥会長を辞任しました。

 今回の裏金疑惑について、亀井氏にたずねると…

 「(Q不明瞭な動きを事務総長やそれ以上の人が把握していなかったということは有り得ますか?)細かいことまで派閥の親分が把握してるか。事務総長に任せるからね、そういうことは。派閥が所属議員にお金を配るのは当たり前。なぜ届け出なかったのか、届け出ればいい、簡単に言えば。俺にはそれがわからない。昔から暮れになると餅代、夏は氷代、お金を配っていた。俺も配ってましたよ。何億円もの金を1000万単位くらいでばっばっと配ってましたよ。『これでお前たちはね、ちゃんと政治活動しろよ』と渡していましたよ」

 「(Qパーティーを行って派閥のノルマを超えた分のお金を議員に配るのは亀井さんの時もあった?)俺のときはあったかなぁ。俺は私財には使わないよ。貯えたり、ちいとは遊んだりしたけどな。そんなもんだよ。どんどん使ってくださいって来るんじゃもん、俺のところにどんどんと。政治活動の範囲が広いんだよ。仲間と飲み屋で飲むのも政治活動だよ。県会議員とか市会議員とか子分どもがいるでしょ、その付き合いでお金がかかるわけ。そういうお金はいるんだよ。それまで必要ないというのはおかしい」

 今後の政治の行方については…

 「(Q岸田総理で次の選挙を戦えないとなった場合、次のリーダーは誰?)見てなさい、俺の予測は当たるから。自民党は女性の党首でないと選挙できないな。目先を変えてね、ちょっとした女性を代表にすると支持率が上がる。見てなさい、野党がダメだから自然とそうなるんですよ。見てろよ、なるから。上川(陽子氏)か高市(早苗氏)か、どっちかが(総裁に)なるよ」


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