【結城城】日本三大埋蔵金伝説「徳川幕府」に狙われ続けた埋蔵金が眠る城

2023/05/27 に公開
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この動画は現地で聞いた情報などをもとに作成しています。一つの説であり、史実や研究結果とは異なる可能性があることをご承知ください。

日本各地に伝わる埋蔵金伝説。その中でもとくに有名なモノが「三大埋蔵金」です。
●一つ目は兵庫県多田銀銅山に隠された豊臣秀吉の黄金
●ふたつめは群馬県赤城山の麓に埋められたと言われる徳川幕府の御用金
●そして三つめが茨城県の結城氏の黄金。
豊臣、徳川と言えば誰もが知る天下の覇者。きっと莫大な財産があったのでしょうし、その一部が埋蔵金としてどこかに隠されているぞ!というのはありえそうな話です。それと比べると「結城氏の黄金」ってどうでしょうか。天下人でもない御殿様が本当に黄金なんて持っていたの?と怪しく思ってしまう気持ちが湧いてきますし、そもそも結城氏を知っている方も少ないのではないかと思います。ですが三大埋蔵金にランクインするだけあって「結城氏の黄金」は人々の興味を引き付けて離さない魅力ある伝説となっているんです。
「結城氏の黄金」とは結城家の初代・朝光が、奥州藤原氏との戦いで手柄を立て、源頼朝から褒美としてもらったもの。黄金の隠し場所は、結城城の跡、ほかに晴朝の隠居所など茨城県と栃木県を跨ぐ結城領内の複数個所が候補として挙げられている。また、結城市内にある寺の山門に彫られている三首の和歌を他の文字と合わせて解読すると黄金のありかがわかると伝わる。
現在まで発見されていない結城氏の黄金。歴史上の有名人が何度も探したということなので、全くのウソではなさそうですね。そして「黄金のありかがわかる和歌」なんていったいどのようなものなのでしょうか。結城氏の黄金はこの城のどのあたりに隠されているのか。実は黄金の隠し場所についての情報は、結城家17代当主晴朝がこの地を去った直後に、ある人物によって早くも掴まれていたようなのです。その隠し場所とは「古井戸」。そしてその情報を手に入れた人物とは、時の天下人徳川家康です。幕末に「結城氏の黄金」を掘り起こしたのが勝海舟。ここで出た黄金は江戸に攻め込んでくる新政府軍との交渉に使われたようなのです。