【衆院選】自民・和歌山ドタバタ『三男・二階伸康氏』に出馬要請…世耕氏への批判も 一方で鞍替え予定の鶴保氏には『見送り要望』も(2024年4月24日)

2024/04/24 に公開
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次の衆院選への不出馬を表明した自民党の二階俊博元幹事長。地元和歌山が慌ただしくなってきました。

 自民党の裏金問題をめぐって次の衆院選に出馬しないことを表明した和歌山3区選出の二階元幹事長。これを受けて、区割り変更後の“新2区”から誰が出馬するかに注目が集まっています。そうした中で新たな動きがありました。

 (和歌山県町村会長・九度山町長 岡本章さん)「貴殿に出馬を要請いたします」

 県内の町と村でつくる和歌山県町村会が、二階元幹事長の三男・伸康氏(46)に対して、新2区からの出馬を要請しました。伸康氏の年齢が若いことや、二階元幹事長の秘書としての経験を踏まえたとしています。

 (二階伸康氏)「(町村会から)全会一致で出馬要請をいただいたことは、本当に重く重く受け止めなければならないと考えています」

 伸康氏は「関係者と協議して考えたい」と出馬についての明言は避けました。新2区には共産党の新人・楠本文郎氏も立候補を予定しています。

 地元選出の国会議員には、衆議院への鞍替えも取りざたされてきた世耕弘成元参院幹事長もいますが、和歌山県町村会はなぜ伸康氏に白羽の矢を立てたのでしょうか。

 (和歌山県町村会長・九度山町長 岡本章さん)「彼(世耕氏)はやっぱり自分のことを考えて2区で出たいんですね。首相になりたい。和歌山県のために日本のためにという形で本当に考えているのかという疑問を持っていました」

 その世耕氏は裏金問題で4月4日に離党したものの、いまだに自民党和歌山県連の会長代行の職を担っていて、県連内部からは批判の声も上がっています。

 一方、ある県連幹部は…。

 (自民党和歌山県連の幹部)「世耕氏のこれまでの県連への貢献度合いを考えたら、こちらから辞めてくれとは言えないだろう。こういう時に守るのが地元県連の役割だ」

 世耕氏の地元事務所の担当者は…。

 (世耕氏の地元事務所の担当者)「本人から辞任の意向は聞いていない。今後も籍はそのままだろう」

 候補者の擁立をめぐる駆け引きは他にも…。2023年4月に行われた和歌山1区の補選で、維新の新人候補に敗北した自民党。次の衆院選では鶴保庸介参院議員が新1区への鞍替えを予定していますが、県議会議員の有志が鞍替えを見送るよう要望したのです。

 (鞍替え見送りを要望した県議)「今の和歌山は民主党政権交代時より風向きが悪いと感じる。現職の国会議員がいま厳しい戦に出陣してほしくないのが正直なところ」

 足元からの要望に本人は?

 (自民党 鶴保庸介参院議員)「いろんな人がいろんなことを言ってくれるから、いろんな意見を聞きながら決めますよ」

 一連のドタバタ劇は有権者にどう映るのでしょうか。

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