RYDEEN(ライディーン、雷電) / YMO(インストカバー) RINA

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イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra、YMO)さんの「ライディーン」をインストカバーしました。
作曲:高橋幸宏

家のリフォームで片付けをしていたら、懐かしの4trカセットテープMTRと録音したカセットテープが出てきて無事なものをデジタル化しました。
MTR自体がガタがきていてステレオ出力が音が出なくなっていました😢
かろうじてトラック出力が音が出る程度で4trで録音したものは2trしか聴けず断念しました…。
幸いステレオ2ミックスしたものは、普通のカセットデッキで再生できるのでデジタル化しました。そのなかでも出来の良い曲をアップしたいと思います。

今回はYAMAHA CMX-100 III、カセットMTRというものを解説したいと思います。
MTRとはMulti Track Recorder(マルチトラック・レコーダ)の略で、その名の通り日本語にすると多重録音機です。
CMX-100 IIIはカセットテープ型のMTRで、A・B面のステレオ計4チャンネル分のトラックを、同時に一方向で使用でき録音・再生ができるものでした。
それも倍速(9.5cm/s)でテープ速度を2倍に早めて高音質化できるという機能もついていました。例えば60分テープならA・B面同時一方向なので普通なら半分の30分録音できるところ、倍速機能ではそさらにその半分の15分だけ高音質で録音できるということです。
なので1本のカセットテープに3~4曲しか録音できないのです。なので当時はたくさんカセットテープを消費しまくりました。
CMX-100 IIIはその多重録音機にミキサーを合体させたような機種でした。
ゲインにボリュームフェーダーにパン・イコライザー、出力はステレオとモニター、AUXもセンドとリターンがあり外部のエフェクターも取り付けられると至れり尽くせりでした。
MIDIは付いていなかったのですが、テープシンクなるものがあって別売りのMIDI端子付のものを介して同期できるのがありました。
4トラック使用できるという事は、単純に言えば4つの楽器や歌声を録音して同時に再生できるという事ですが、いかんせん4トラックでは少なすぎて楽曲が出来上がりません。
そこで以前解説したシーケンサーやマルチ音源モジュールをつかって複数トラックの音を、MTRの1・2トラックにステレオで録音して、残りの2トラック分にボーカルやギターを録音という形をとっていました。
それでもトラックが足りない場合はピンポン録音(複数のトラックからテープの空きトラックに、音をミキシングされた状態で録音する)という機能もついていたので、それを利用していました。
この当時はエフェクターをもっていなかったので、トラックダウン(最後にそれらの複数トラックをミックスしたものを1つのデータにまとめ、曲として完成させること)は、8トラックのカラオケ機器のエコーをかませてステレオミックスしていました。
私は今でも音響の仕事をさせて頂いておりますが、ミキサーの基本的な使い方はこのCMX-100 IIIで覚えたようなものです。YAMAHA「KS10」という小型のモニタースピーカーを2台購入してステレオ出力したものを繋いでいました。
「KS10」は今でも使用しているので、かれこれ30年以上も壊れずに頑張ってくれています。

1980年代、まだ私が10代の頃にバンドスコアを見ながら多重録音で作った曲です。後にリバーブのエフェクターを買いましたが、この当時は持っていなくて家にあった8トラックカラオケ機器のエコーをかませて使っていました😌
当時はバンドブーム全盛期。まわりの友達もバンドを組んでいる人が多かったです♪私も何度か誘われましたがキーボードが入れるような楽曲をやっているところは無かったので、一人でひたすらプログラムをして「ぼっちバンド」やっていました😌
この時にバンドスコアを見ながら沢山曲をプログラム・演奏していたので、曲の構成やアレンジ・各楽器の役割や音域など凄く勉強になりました。
ミキサーの基本的な使い方もCMX-100 IIIで覚えたようなものです!
今ではパソコンのDAWで幾十ものトラックが使えますが、CMX-100 IIIでは4トラックなので、ピンポン録音や先ほどの8トラックカラオケ機器も合わせて色々工夫しながら録音していました😊
カラオケ機器を通すとモノラル録音になってしまたので、全然パンニングが意味をなしていないような…当時は本当に音量だけでバランスをとっていた未熟者でした😌

この曲を作った当時、使用していた機材
YAMAHA CMX-100 III/4trカセットテープMTR。録音&ミックス。
YAMAHA QX5/シーケンサー。MIDIプログラム・MIDI録音。
YAMAHA MDF2/QX5で作ったMIDIデータをフロッピーに保存。
ROLAND D-110/音源モジュール。QX5のシーケンスデータを再生。
YAMAHA DX7/シンセサイザー。MIDIプログラム・演奏。


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演奏はコピー(完コピ、再現)では無く、カバー(元の曲の雰囲気を残しつつ、アレンジを変えたり、コードを変えたり)ですので、原曲が大好きな方は大目に見てください😊


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