大波のため、橘丸が出航した後、再接岸

2022/02/02 に公開
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また、「あおがしま丸」の本日の着岸。
定刻に着岸を試みましたが、大波のため失敗。一旦、港外に出ました。
東海汽船の客船「橘丸」が出航した後、橘丸が着岸した場所の一部を使って2回目の着岸を試みました。
岸壁手前部分は、陸に近いため波などの影響を受けやすいのです。
アンカーを打ち、ロープも本数を増やして、いつもより慎重な着岸をしました。
今回は、めったに見られない「あおがしま丸」がアンカーを打つシーンを撮影しました。
従来より、船体との距離が近くなっていますが、ホーサーは何時切れるかわかりません。
切れた衝撃で、どこまで破片が飛ぶかわかりませんので、ロープが軋む音がするたびに緊張しながらの撮影でした。

※ 字幕タイトルでは、説明しきれていませんが、「橘丸」と「あおがしま丸」が使用しているロープの編み方に違いがあります。
橘丸では、三つ撚りの強力なホーサー(ロープ)を使用。「あおがしま丸」のホーサーはクロス打ち(八つ打ち)という打ち方で強度もありながら、ショック吸収に優れているという性質を持っています。
本動画では、(たまたまでしたが)どちらのホーサーもアップで撮影しました。

また、橘丸のホーサーを巻取るウインチの動力は外観から電動式のように見え、機械的にショックを軽減していると想像されます。(間違っていたらゴメンナサイ)
あおがしま丸のウインチはどうなっているのか興味がありますが、外観や発表されている資料からではわかりませんでした。

※2022年8月22日追記
視聴者の方から、「あおがしま丸」のウインチは、油圧式と教えていただきました。
電動式のウインチは速度調整が2段階ぐらいですが、油圧式の場合は無段階で、正転、逆転に切り替えもスムースのようです。
また、橘丸の出航時に、ドラムからホーサー(太いロープ)を引っ張り出しているシーンの作業がありますが、「スネークダウン」というそうです。
ホーサーの引き渡し作業を詳細に見ていくと、ウインチの種類、ホーサーの種類、ホーサーを受ける側の状況などいろいろと方法が決められているようで、興味深かったところです。
ウインチにもエアーウインチというものもあって、ホーサーが引っ張られたときにショックを吸収できる仕組みのものもあるそうです。
いろいろあって、頭が混乱しそうですが、作業員の方々がホーサーが急に引っ張られて足を救われたり、ロープが破断した際に暴れたロープでケガをしないようにお祈りします。
今回、ご指摘やご説明をいただき、本当にありがとうございました。