PFAS全県調査結果を県が公表 土壌調査では全ての市町村で検出(沖縄テレビ)2024/3/29

2024/03/29 に公開
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人体に有害な有機フッ素化合物PFASについて、2023年度県が初めて実施した水質と土壌の全県調査の結果が公表されました。

県はアメリカ軍基地周辺の河川や湧き水で毎年水質調査を続けていて、2023年1月に公表された結果では、46地点のうち33地点で国の暫定指針値の50ナノグラムを超えていました。

2023年度行った水質と土壌の調査は基地の有無に関わらず41全ての市町村で初めて実施したものでこの結果、嘉手納基地に近い嘉手納町の比謝川以外で国の暫定指針値を超える値のPFASは検出されませんでした。

いっぽう、土壌では全ての市町村でPFOSとPFOAが検出され、久米島町や名護市などで他の市町村と比較して高い値が出ていますが、県は「安全性の評価はできない」としています。

県多良間一弘環環境部長:
「土壌中のPFOS、PFOA、PFHxSは基準値が定められておりませんので、調査結果に対しての安全性、危険度の評価はできない状況」

県は来年度も全県調査を実施して汚染経路を特定するためのデータを蓄積する方針です。