JUDIセミナー記録「揃えないこと・揃えること」(江川直樹、井口勝文)

「世界の集落に魅了されながら日本の集合住宅のあり方を提案し続けられている江川直樹さんは、2011年4~7月の3ヶ月間じっくりと、南仏の小集落を巡りました。それは自らの仕事を振り返り、持論の「場所の声を聴く」旅であり、これからの日本の都市デザインのあり方を再考する旅でした。
 産業革命以前の街と以後の街、成る(出来る)街とつくる街、持続的な街と断絶的な街、自然発生の街と計画した街、そして揃えないデザインと揃えるデザイン......その意味するところを問い直す具体的かつ根源的な都市設計論が期待されます。南仏の小集落の映像を楽しみながら、日本の都市へのメッセージは何か、井口勝文さんと対談形式で話しあっていただいたセミナーの記録です