【4630万円誤送金】男性の弁護士「返還難しい」 “詐欺罪”に問われる可能性も

2022/05/16 に公開
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山口・阿武町が4630万円を誤って送金した問題で、受け取った24歳の男性がこれまでに2回、警察による事情聴取を受けていたことがわかりました。男性の弁護士が会見を行い、「本人はお金を所持しておらず、返還は難しい」と説明しました。男性の行動について、罪に問われる可能性はあるのでしょうか。

     ◇

16日午後5時ごろ、騒動の渦中にいる男性の弁護士が取材に応じました。

弁護士
「本人は4月の段階で、山口県内の警察署に任意に出頭し、事情をすべて説明しております。連絡が取れず、所在が不明になった事実は一切ございません」

弁護士は、「警察にスマートフォンを提出したため、連絡が取れなくなっていただけだ」と話しました。

しかし――

弁護士は「本人、現在お金を所持していない。現実的な問題として、返還が難しい状態となっている」と述べ、4630万円の返金は難しい状態といいます。

     ◇

人口約3000人の山口・阿武町。この大騒動に町の人は――

阿武町の住民
「そりゃ悪いことやね。そりゃ返してほしいね」

事の発端は先月8日、町は1世帯あたり10万円の新型コロナ対策の臨時給付金を、463世帯に振り込みました。その際、事務のミスが発生し、24歳男性に対し、4630万円を振り込んでしまったのです。

当時のトラブルについて、中野貴夫副町長は次のように述べました。

山口・阿武町 中野貴夫副町長
「銀行から連絡が来ました。それで町として確認して、『それは誤振り込みです』というのがわかって」

24歳の男性は町の空き家を活用し、定住促進を図る制度を利用し、1年半ほど前に移住してきたということです。町はすぐに男性におわびし、返還にも同意したといいます。

男性と職員は、車で手続きを行うため銀行へ。入り口の前に到着しましたが――

中野貴夫副町長
「(男性の)態度が変わったんですね。玄関の前で今日は(手続き)しないと」

その日は返還の手続きはできず、2週間ほどたった先月21日、男性は「お金はすでに動かした。もう戻せない。罪は償う」と話し、返還を拒否しました。

誤って振り込んだ先月8日から2週間ほどで、男性の口座からは4630万円のほとんどがなくなっていたといいます。

山口・阿武町 花田憲彦町長
「町民の大切な公金であります。それも多額な公金でありますから、なんとかこれを取り戻したい」

町は、返還を求める民事訴訟を起こしました。

     ◇

渦中の男性は、どのような人物なのでしょうか。

男性を知る人
「今風の(言葉遣いで)『そっすか』とか、身なりもちゃんとした服装ではなくて、(若い人が着用している)おしりが出るようなズボン・ジーパンをはいたり」

一方で、これまでの男性の行動について、罪に問われる可能性はあるのでしょうか。

刑事告訴などに詳しい法律事務所オーセンス 高橋麻理弁護士
「詐欺罪、そういった犯罪が成立する可能性は高いと思っています」

弁護士によると、刑事責任を問われた場合、自分の金ではないと知りながら窓口で下ろすと、銀行を欺いたとされ「詐欺罪」にあたり、ネットバンキングで送金すると「電子計算機使用詐欺罪」にあたる可能性があるといいます。

阿武町は今後、男性の取引先の銀行や、お金の移動先等も含めた第2、第3の民事訴訟もあり得るとしています。
(2022年5月16日放送「news every.」より)

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