【引退】 阪神タイガース 安藤優也 引退セレモニー 2017/10/10 阪神 vs. 中日@甲子園 終了後 【with良太】

2020/03/22 に公開
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2017年10月10日(火)甲子園球場 阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ 25回戦 終了後

今シーズンのペナントレース最終戦となった対中日ドラゴンズ戦終了後の阪神甲子園球場にて、今季限りで現役を引退する安藤優也選手の引退セレモニーを実施しました。
スタンドのファン皆様が見守る中、安藤選手がマウンドに立ち挨拶を行いました。

「先ずはじめに、このような盛大な引退セレモニーを用意してくださいました球団関係者の皆様、チームの皆様、阪神園芸の皆様、本当にありがとうございます。
そして最後まで残ってくださいました阪神ファンの皆様、中日ドラゴンズファンの皆様、最後までありがとうございます。
2017年今季をもちまして、私、安藤優也は現役を引退します。
2002年4月14日、小さい頃から憧れていたこの甲子園で初めて投げたときの感動、興奮は今でも鮮明に覚えています。
プロ初勝利もこの甲子園でした。あれから16年が経ちました。良い思い出、悪い思い出、悔しい思い出、たくさんありますが、今振り返ってみると、あっという間の16年間でした。
阪神に入団して今日まで自分なりに必死に全力で駆け抜けてきました。幼いころから身体が弱く、怪我の多かった自分がまさか40の歳まで現役でいられるとは夢にも思っていませんでした。たいした能力もなく、たいした選手ではありませんでしたが、自分の力をすべて出し切った、そう思っています。
現役生活にほぼ悔いはありません。しかし1つだげ心残りがあります。それは3度も日本シリーズに出場しながら1度も日本一になれませんでした。それが唯一の心残りです。
日本一という名誉、日本一という目標を今ここにいるチームメイト、そして鳴尾浜で一軍を目指して必死に頑張っている後輩達に託して、今日ユニフォームを脱ぎたいと思います。
憧れの甲子園が仕事場となり、その憧れの甲子園で最後、ユニフォームを脱げる私は幸せ者です。
最後に、良いときも悪いときも支えてくれた家族、友人ありがとう。
そしていつも熱い温かい声援で背中を押してくれた阪神ファンの皆様、色んなかたちでサポートしてくれた知人、チームの皆様、この場を借りて感謝御礼を申し上げます。
私の長い野球人生を共に走っていただき、本当にありがとうございました。おかげさまで走り抜くことができました。
阪神タイガースと日本一の阪神ファンが、これからもこの甲子園より野球界を盛り上げていくことを願い、またそれを確信し、感謝の気持ちと共に最後の言葉とさせていただきます。
本日は、本当にありがとうございました!」

挨拶を終えた安藤選手へ、阪神タイガースを代表して福留選手、藤川選手、鳥谷選手、そして2人のお子さんから花束が手渡されました。

その後、選手達がマウンドで安藤選手への感謝の気持ちを込めて胴上げを行い、最後に安藤選手は新井選手とともに試合終了後も残ってくださったファンの皆様に挨拶をしながら場内一周をしました。