自民党派閥の政治資金問題で議論紛糾の中、2024年度予算が参議院で可決・成立へ 安倍派議員への処分が今後の焦点

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国会では、自民党の派閥の政治資金問題で議論が紛糾する中、2024年度予算案がまもなく参議院の委員会で可決され、その後の本会議で成立する見通し。

国会内から、最新情報をフジテレビ政治部・阿部桃子が中継でお伝えする。

28日の質疑では、安倍派幹部への聴取の内容について、野党側が何度問い詰めても岸田首相が一切明らかにしなかったため、審議が何度も止まり、予算の成立は午後7時過ぎまで、ずれ込む見通しとなっている。

立憲民主党・辻元議員「誰と会ってるかも言えない、誰を調査しているかもわからない、中身も言わない。国民は納得しませんよ、立法府も納得しません。この人たちを堂々と証人喚問で証言しなさいと言ってください」

岸田首相「自民党として、政治責任を判断するために聞き取り調査を行っている次第です」

また岸田首相は、過去に安倍派の会長を務めた森元首相が聴取の対象になるのかと問われ、「森元総理を含む多くの関係者が関わっているという指摘がある」として、対象に「含まれうる」と述べた。

こうした中、28日午後、与野党が協議し、安倍派幹部への聴取の中身を来週中に報告することなどを条件に、28日中の予算成立について合意した。

── 予算が成立したあとの焦点は、安倍派議員への処分ということになると思うが、いったいいつごろになる?

岸田首相としては、4月上旬のアメリカ訪問までに処分を終えたい考え。

ただ28日新たに、世耕氏が「記憶にない」と言っていた、2022年3月の安倍派幹部の会合が実際にはあった可能性が浮上した。

野党側は「虚偽答弁だ」と追及しており、こうした部分の実態解明を急いだうえで、それぞれの処分の重さについて決定したい考え。

FNNプライムオンライン
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