【日本文学の朗読】堀辰雄『風立ちぬ』全編

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#青空文庫#朗読#名作#堀辰雄#秋の読書
 
*作品紹介~そしてサムネイルのつぶやき*

堀辰雄の名作「風立ちぬ」の全編通しをお送りします。
この作品は、「人がもう終わりだと思っているところから始まっているような」お話です。結核を患った婚約者と「私」の二人の日々。しかし、不思議な事に、リアルな悲惨な場面はほとんど見られません。
節子は、絵を描くことが好きな女性でした。自身のアトリエを構えるほど、打ち込んでいたのです。しかし、病のため、それもかなわなくなってしまった・・・。
堀辰雄氏の美しい流れるような文章をよみながら、私はふと、堀辰雄氏は絵の描けなくなった節子の代わりに、絵筆ではなくペンでもって、二人で絵を描いていたのではないかと思えてきました。そして、最後には二人だけの完成形をそこに見い出したのではないかと思いました。
絵を描くように朗読出来たらと思いつつ試みましたが、なかなか難儀な事でした。これは私の独り言です。
<タイムスケジュール>
00:00:00~00:01:03 プロローグ
00:01:03~ 序曲
00:14:30~ 春
00:44:22~ 風立ちぬ
02:04:21~ 冬
02:56:03~ 死のかげの谷

どうぞお楽しみ下さい。