講道館護身術 日本語版

2024/02/23 に公開
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「講道館護身術」は、社会生活を送る上で必要と思われる護身の技術原理を示した形である。
嘉納治五郎師範は講道館柔道創始後、数年を経て、真剣勝負のための「極の形」を制定した。しかし、生活様式の大きな変化に伴い、時代にふさわしい護身の形の制定が要請され、昭和31年1月、諸武道の技法も参考にして講道館護身術が作られた。
その技法は、無手或いは武器を持って攻撃してくる相手に対して、すべて徒手で対応し、制するものであり、“矛を止め、危害を最小限にとどめる”という柔道の共栄的思想に貫かれている。
技術内容は「徒手の部」「武器の部」の2部門があり、「徒手の部」は「組みつかれた場合」7本、「離れた場合」5本の計12本で、「武器の部」は「短刀の場合」「杖の場合」「拳銃の場合」それぞれ3本の計9本で構成されている。
何れの攻撃も行き合いを取るという実施に即した優れた武術性の高い形となっている。