振動の世界 東京文映製作

2016/04/11 に公開
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受賞歴

第12回 科学技術映画祭優秀作品賞
第9回 日本産業映画コンクール奨励賞
1971年 教育映画祭企画賞
第3回 国際科学映画祭入賞
第12回 国際産業映画祭入賞
第27回 教育映画コンクール金賞

作品概要
制作:東京文映 企画:神鋼電機 1971年 カラー 29分

大自然の振動、波と船、地震と建物、風と吊橋、大気と自動車、レールと鉄道車両、機械と振動、振動の利用など、現代の科学技術がどのような振動と取り組んでいるか、またどう対処しているかを描く。振動の応用面にまで触れている。なかなかの力作である。

1940年11月7日、振動工学史上の一大事件が起こる。
世界3位の吊り橋タコマ橋(米国)が、風速わずか19mの風で共振し、崩壊した映像である。

当時のニュース映画の映像ではなく、近隣の写真屋さんが撮影した貴重な映像。個人的に使用権を交わしたとのこと。ちょうどこの頃日本では吊り橋の建設計画があり、一時工事を中止する事態となる。

レールと鉄道車両でも北海道で脱線事故があり、種々防止実験が行われていた時期であり、貴重な資料満載の映画である。

監修

東京大学生産技術研究所 亘理厚

学術指導

鉄道技術研究所車両運動研究室 国枝正春
船舶技術研究所運動性能部 高石敬志
船舶技術研究所運動構造部 長澤準
船舶技術研究所推進性能部 高橋肇
航空宇宙研究所空力弾性部 市川輝夫
航空宇宙研究所気体一部 竹内和之
航空宇宙研究所空気力学第二部 広岡貫一
工業技術院機械技術試験所 佐藤均
建設省建築研究所耐震工学 渡部丹
東京大学工学部土木工学 伊藤学
東京大学工学部船舶工学 元良誠三
大阪大学工学部電子工学 菅田栄治
大阪大学工学部電子工学 石井栄
関東学院大学工学部 高橋實
いすゞ自動車 中塚武司
日本発条 加納義幸
ブリジストンタイヤ 藤本邦彦
神鋼電機 有馬徳衛
科学技術庁参与 相島敏夫
国立科学博物館 青木国夫
名古屋大学工学部機械工学 山本敏男

撮影協力

科学技術庁防災科学技術センター、日本航空、日本国有鉄道、
石川島播磨重工業、日本住宅公団、日本専売公社

スタッフ

製作:土屋祥吾
脚本・監督:米内義人
撮影:豊岡定夫、松本俊世  
音楽:宮崎尚志
解説:城達也