Attack FSW Check Shop 991.1 GT3RS 1分45秒236

2021/03/20 に公開
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AttackFSWが3/21にあって、Checkshop 991.1GT3RS のタイムがやっと出ました。991.1GT3RS。エアロ、エンジン、コンピューター全部ノーマルのまま。マフラーとドア交換すればディーラーも車検も通るし全く壊れない仕様。じゃ無改造?イヤ無改造じゃ全然無理。JRZのサスペンションが一番このタイム出た理由。当然ブレーキはSTOPTECHのTrophykitが入ってるのも安心して止まれる。この2個がタイムの出た理由。
チェックショップの勝手なレギューレションはFIAに準ずるが基本なので、仮にエアロを弄るにしてもFIAの基準以上にはやりません。今回は全くのノーマルですが。ドライバーはチェックショップ大塚。2月の頭に1:46.6秒をムトーさんがA7で出したの聞いた。うちの991RSは去年1分47秒6まで出てて、今年はいいかななんて思ってた矢先の話。
こりゃ負けてられない!ってなって2月3月は意地になって毎日FSWに通いました。じゃただ単にグルグル新品タイヤ履いて回っても絶対にタイムは出ません。なぜかと言えば全く同じ運転になるだけで、同じタイムしか出なくなるもんなんですね。ロガー見ても同じセットのクルマは同じラインで同じところでブレーキ踏んでアクセル開けるからほぼ同じタイムしか出ないんですね。じゃどうすればいいの?って。それは自分のロガーと動画見て自分の運転を復習するのです。そうするとどこのコーナーの出口でアンダー出てるとかどこでオーバー出てるとかわかる。そこから”リアのバネレ-トが低いから”とか”スタビが効きすぎてる”とか考えて自分なりの理論からセットを変えて試しに行く作業をタイムが出るまでするのです。昔は全くとんちんかんなセットしてて全くダメなクルマを作ったりしてたのですが、今は相当いろいろなデータから車作るので、あんまり大外しもない。
弊社が輸入元のJRZsuspensionの3way(1231series)をこの991RSは入れているのでショックでものすごく細かくセットをできます。ショックの事をモノスゴク甘く見てる人が多くて、バネ硬くしたらショックなんかなんでもいいよ!って人は絶対にタイム出ません。ちなみにバネとショックとスタビは全部違うものなので”ばね柔らかいからショック硬くした”とかいう人いますが、ばねはバネ、ショックはショックなんでそれは全くおかしな話です。ポルシェのノーマルが一番だとか言ってるからいつまでたってもタイムが出ないんです。当然タイヤの銘柄によってレートも違えばショックのセットも違うわけで、それをタイヤに合わせて変えていくのが重要です。実際にタイヤの銘柄が違えばハンドルを切り始めてグリップする位置が全部違うので、ロールする量もスピードも全部違うのでそれをセットして行くのです。そうはいってもメーカー純正の考え方に準じてセットして行くのが絶対に正解。昔のクルマはそんなの考えないで適当に硬くしていけばよかったのかもしれませんが、今のクルマはトラコンもヨ―センサーもついてるから4輪接地させて走らないとクルマが異常と察知してまともに走りません。JRZ1231 3wayがついていることによって自分のクルマのロールするスピードを完璧にコントロールできます。だからハンドルを切るだけで誰でもタイムが出るクルマになるんです。その微妙な調整をしたいのに対してJRZの1231は3wayなので完璧に対応ができます。もう少しリアの縮みのハイスピードを遅くできればとかフロントの伸びをもう少し速くしたいとか独立で考えられるので自分のクルマのイメージ通りの動きに近づけることが可能です。

で、毎日FSWに通って足回りのセットを煮詰めたことにより1分47.0まではAttackの前に出てたので、あと1秒2で1分45.9秒でとりあえず45秒台じゃん!ってw

Attack当日
アタックのスーパーラップという5台しかいないので全くひっかからなくてタイム出すには最高。でもアウトラップ1周、計測1周、インラップ1周のみ。一発で決めないとダメ。だからHoosierA7(今までのR7よりもコンパウンドが柔らかい)にタイヤウォーマーで今回は45秒を狙っていった。今回初めてウォーマーを使った。今まで一度も使ったことのないものだったので、ブレーキが効きすぎてボトムスピードを落としすぎたのがもったいない。基本1コーナーもダンロップもあと20m奥で踏めたのでそれだけでコンマ2づつはロスしてる。タラればだけどね。
で、いいところ45.9くらいでギリッギリ45秒かなって思ってたら”1分45.2!!” もう今日は最高の気分w 44秒は目の前な感じで全然いけるのがわかった。GT3RSの991.2であれば43秒も行けると思います。
字幕入れてみたのでこの長ったらしい文章を最後まで読んだ人だけが見れますw

クルマの仕様は
前期GT3RS
サスペンション JRZ1231 3way
ホイール Agio TRB 19x9.5 19x12.5
タイヤ Hoosier A7
ブレーキ Stoptech Trophykit Front 380mm 6pod Rear 380mm 4pod
エキゾースト Checkshop タコ足 マフラー
ECU ノーマル
エアロ関係は全てノーマル。羽根とアタック仕様みたいなリップをつけると全くストリートや普通のGT3に乗ってる方たちにサスペンションのフィードバックが全くなくなるので、エアロは純正のまま。前期純正の空力のままでのタイムです。エンジンは十分に速いのでECU含め弄る必要がないです。バンパーの色が違うのはガルフカラーにしたいわけでもマグナスウォーカーに憧れたわけでもなく、バンパーをレースで当てられて中古に交換したのがラバオレンジだっただけです。今度塗ります。
マー楽しい2021年シーズンでした!