「教えて!スタンフォードの星校長」第2回〜子どもをゲーム狂いにさせていい?【藤原和博・星友啓「目覚まし朝礼」特別対談】

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オンライン寺子屋「朝礼だけの学校」では、生徒であり先生である皆さんが「情報編集力」を上げ、「希少性」を高めています。 https://chorei.jp/

今週は特別ゲストをお迎えしています。スタンフォード大学の哲学博士で、スタンフォードオンラインハイスクールという中高一貫校で校長をしてらっしゃる、星友啓校長です。

第2回となる今日の対談テーマは、
「ゲーム狂いにさせていい?」
です。

星校長のお子さんはどうなのでしょうか。サンフランシスコでの子育てについても聞いていきます。リアルとフィクションとの境目が曖昧になっている、というお話も登場。
私からは「ゲーマーからゲームメーカーへ」というお話をしています。このメタモルフォーズ(変身)はどのように生まれるのでしょうか?

なんでゲームにはまっちゃうのか? その心理学的な理由を「つながり」「有能感」「自発性」というキーワードで星校長が教えてくれます。そして、ゲーマーとゲームメーカーの間が豊かに広がっていることも示唆してくれます。

私からは、情報処理力と情報編集力の違いを説明して、
コミュニケーション・リテラシー
ロジカルシンキング・リテラシー
シミュレーション・リテラシー
ロールプレイ・リテラシー
プレゼンテーション・リテラシー
が現代社会で求められていることを伝え、それは「遊ぶ」ことが重要であることも提示します。

さらに「クリエイティビティがいかに生まれるか?」について、星校長が脳科学的な見地から補足をしてくれます。また、遊びの中のぼーっとする時間や、ごっこ遊びでいろんな役割を創造していくことの重要性も教えてくれます。

そして、星校長にとっての「遊び」とは・・・
友だちと「つながり」を持ちながら、
親の監視がない中で「自発的」に、
こういうこともできるんだという「有能感」を得られる、
ものなのではないか、とおっしゃいます。

遊びの中に、ビジネスにおける重要な能力がある、ことも私から補足します。

今日のお題は遊びについて皆さんに問いかけたいと思うんです。
あなたは、10歳ぐらいまでに、
遊びきったなぁという思い出はありますか?

キミにならできる!

【星友啓さんプロフィール】
Stanfordオンライン高校校長
哲学博士

Education; EdTechコンサルタント 1977年東京生まれ。
2008年Stanford大学哲学博士修了後、同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、
Stanford Online High Schoolスタートアッププロジェクトに参加。 2016年より校長に就任。
現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアにむけて、教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。
2001年東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。
2002年より渡米、2003年Texas A&M大学哲学修士修了。

著書に『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『スタンフォードが中高生に教えていること』(SB新書)、『脳科学が明かした!結果が出る最強の勉強法』(光文社)、『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』(朝日新書)、『子どもの考える力を伸ばす授業』(大和書房)がある。
公式サイト: http://tomohirohoshi.com/