【自作木製ビード落とし】車のタイヤ手組み裏組みバランス取り

2016/07/04 に公開
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自作木製ビードブレーカーでタイヤの手組みをしました。力の加え方を工夫して前回よりうまくできました。ホイールバランスを取って、高速走行テストもしました。

【目次】時間のリンクをクリックするとそのシーンに飛びます。
●00:00 木製のビード落としでタイヤの手組をしよう
●01:00 ビード落としの使い方の説明
●02:00 ビードを落とす作業の様子
●04:00 タイヤを外す作業の様子
●08:25 バルブ交換作業の様子
●09:00 タイヤをはめる作業の様子
●13:00 バランス取り作業の様子
●18:40 走行テストの様子

✨2021年最新版の手組の動画があります。
https://youtu.be/4M9t1sa3724

前回は3年前、225R17というまあまあ大きなタイヤで悪戦苦闘して、結構ブーイングもいただいています。
今回は軽トラの145R12なので前回よりさっさとできました。
軽トラで今履いているタイヤをはずし、同じ鉄チンで白に塗り替えたホイールに履き直しました。その際タイヤの裏返しをしました。
組んだ後は、自作のホイールバランサーでバランスを取りました。

前回はビード落としのセットの仕方が悪かったと思います。
力を入れるとビードを押さえる部分がホイールの外側に逃げて
すべり、うまく力が入りませんでした。

そこで今回は逆に内側に食い込ませるようにセットしたところ、うまく力がかかりました。

【タイヤのはずし方】
1.まず表から、ビードのところにビードクリームを塗ります。
 ゴム手袋で塗るとうまく塗れます。
2.ホイールの溝にビードを落とし、反対側に
 タイヤレバーを差し込んでタイヤレバーを起こします。
 タイヤレバーをもう一、二本差し込んで起こします。
3.ある程度ビードが外れたら手で一気に外します。
4.次に裏です。タイヤを立てて、裏側から上の方の
 タイヤの内側にビードクリームを塗ります。
5.タイヤレバーの先端を突っ込んで、レバーを起こし、
 タイヤを寝かし、レバーの横をゴムハンマーでたたき、
 ビードを外していく。
6.ある程度外れたら手を入れて、気合で外す。

【タイヤの組み方】
1.ホイールを敷物の上に置く。
2.バルブを交換する。
3.タイヤの裏側の外のビードにクリームを塗る。
4.タイヤの表側の内のビードにクリームを塗る。
5.古いタイヤを組む時は元々の表側を裏側にして組みなおす。
 減りの片寄りや、表面の紫外線による劣化があるため。
 これをタイヤの裏返しという。
6.ホイールの上にタイヤを置き、
 どこか一か所はめてビードを溝に落としながら
 ビードクリームがちゃんと塗ってあれば、手ではまる。
7.表側は足で踏んで嵌める。
8.空気を入れる。ビードの上がる音が表と裏で2回する。
9.4kgw/平方センチまで入れる。
10.2.5㎏/平方センチまで下げる。

自作ホイールバランサーで4輪ともバランスを取りました。
風の影響を避けるために室内でやりました。
テッチンのホイールの場合、あまり狂っていないので4輪の中でも
最も狂いの少ないものを選んで予めホイールだけを使って載せ台のセンターを合わせました。
ホイールの穴にはまる部分は遊びが無いように調整しないといけないのですが、前の動画ではセロテープを巻いていましたが今回は紙テープを巻いています。センター調節の時に金槌でたたくと巻いたテープの部分がどうしても変形します。セロテープの場合、糊の層がある関係で変形が直りにくいですが、紙テープはたたいた後1周回せばすぐに変形が回復する感じです。
もっと良い素材や方法があればコメントで教えていただければ嬉しいです。
支点の先は結構研ぎすましました。0.5mmくらいです。
支点を受ける載せ台のボルトもすり減りにくいように焼き入れをしました。
5gでも結構はっきりと反応します。

タイヤを載せて載せ台を馴染ませ、気泡が真ん中に来るようにおもりを仮置きし、載せ台を回転させてどこでもずれていないことを確認しタイヤを降ろして表裏にだいたい半々になるようにおもりを打込みます。

高速走行テストをしました。
先日直したSJ4000で高速走行の様子を撮影しました。
車体の振動やハンドルのブレは全く感じられませんでした。

#ホイールバランス#DIY#タイヤ手組み