流星群とは(ロングバージョン)

2016/05/24 に公開
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流星群のリストには、たくさんの流星群の名前が挙げられています。その中で、比較的安定して出現し、観測しやすいものに、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」、1月の「しぶんぎ座流星群」があります。これらはよく、三大流星群などと言われます。それでも、流星の出現が多いのは、せいぜい数時間程度で、その期間を別にすると、期待するほどの流星はなかなか見られず、一般に流星の観測は、かなり忍耐を必要とするものになります。
天文学の観測では、恒星とか惑星とか、地球から遠く離れた天体を対象とすることが多く、月でさえ、38万キロメートルもの距離があります。それに比べると、流星は地表からたった100キロメートル程度のところに出現します。だから、具体的な天体観測としては、流星観測はもっとも手近なものと言っていいでしょう。このように近い距離の観測でも、太陽よりはるかに遠いところまで伸びた軌道をもつ彗星の性質を推し量ることができるのです。そんなところに、流星観測の面白さがあると言えます。

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ショートバージョンはこちら。
https://youtu.be/06fbFrzAGvc

#流星 #彗星 #宇宙 #国立天文台